東日本大震災後で大きな被害を受けた石巻を、新しいまちへとバージョンアップしていこうと、中心市街地をベースに活動する一般社団法人ISHINOMAKI2.0。そして、被災地の本好きに本を届ける活動を行なってきた一箱本送り隊。「石巻 まちの本棚」は、その2者にによる共同プロジェクトです。
2012年7月に2日間、川開き前のSTAND UP WEEKの一環として、「石巻ブックエイド・一箱古本市」を開催しました。ひとりが段ボール箱ひとつ分の本を持ち寄って販売する「本屋さんごっこ」のイベントです。石巻の店主さんも含め、両日30組が参加し、それぞれのほどよい個性が楽しく、まちなかにたくさんの人を集めました。そのクロージング・シンポジウムで、以前より人通りが少なくなった中心市街地に「本のあるコミュニティ・スペース」を設置するアイデアが生まれ、そこから「石巻 まちの本棚」づくりが始まったのです。
1年後の2013年7月に、「石巻 まちの本棚」をオープンさせる計画で、アイトピア通りにあった新刊書店「躭書房」が入っていたビルの1階を借用しました。住宅系雑誌8誌による復興応援プロジェクト「hope & home」の協力を得て、畠山サトルさん指導のセルフビルドワークショップ、また挾土秀平さん指導による左官ワークショップを行い、スタッフやまちの人たち、県外の人たちも参加して完成させました。
2014年夏現在、毎週、土・日・月の3日間に加え水曜夜にも開館。誰でも自由に本を閲覧できるし、借りて家で読むこともできるスペースです。蔵書数は約1000冊。「東北/石巻」「コミュニティ」「食」「読書」「仕事」「家族」などのテーマで分類されています。 料理研究家の枝元なほみさん、サーカス史研究家の大島幹雄さんらの蔵書の一部を展示する「わたしの本棚」コーナーを設け、その方のトークイベントを開催するなど、本に関わる企画もあり、壁面ではパネル展示も行なっています。全国のフリーペーパーの配布コーナーや、古本販売のコーナーもあります。
石巻 まちの本棚のスタッフがその運営の主体となり、2014年7月26日(土)には第3回の石巻一箱古本市が開催されます。 ここに来れば、本に関する情報が得られ、本好きの人たちの交流もできる。「石巻 まちの本棚」がそういう場所だということが だんだん認知されることで、まちなかに出かけてみようという人が、少しでも増えていくといいなと思い、活動しています。
[ 貸切使用 ]
料金:1,000 円/ 時間
広さ:40㎡
収容人数:約30 名
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2017年9月
2017年3月
第5回いしのまき本の教室 地域雑誌にしかできないこと」(Life-mag.小林弘樹)
2016年11月
第1回「足湯読書」
2016年11月
「モケモヶコタツビヨリ 3」(スサイタカコ×吉田麻子ワークショップ)
2016年11月
2016年9月~10月
「夏葉社フェア」
2016年9月
第4回いしのまき本の教室 「『出版』にできること」(夏葉社/島田潤一郎)
2016年6月
第3回いしのまき本の教室「これからの本屋のしごと」(古書 水の森/上野好之)
2016年3月
雑誌「石巻学」創刊記念ブックトーク(作家 大島幹雄)
2015年11月~12月
展示販売 「エフスタイルと北書店」
2015年11月
第2回いしのまき本の教室「本を楽しく並べよう」(新潟 北書店/佐藤雄一)
2015年7月~8月
松野屋 展示販売 「あらもの雑貨の世界」
2015年5月
第1回いしのまき本の教室「ブックカフェのはじめかた」(火星の庭 前野久美子)
2015年4月
「日本人はこうして月を楽しんだ」(トーク:作家 中野純)
石巻・牧山ムーンライトウォーク 「皆既月食を楽しもう!」
2015年1月〜3月
「冬のクラフト展」(出展:jobin. 吉田麻子 猫九ソーイング)
2014年6月~7月
「女川だより―あの日からの「家族の肖像」展」
2014年2月~3月
写真家・藤井保展 *カフェはまぐり堂と同時開催
2013年12月~1月
企画展「だれかに贈りたい本」
2013年10月~12月
「海を渡った日本人 大島幹雄さんの本棚」
2013年10月5日
朗読劇「あわてんぼ!」(作:泉美木蘭/出演:高橋一路・泉美木蘭)
2013年7月28日
「料理研究家 枝元なほみさんと本とお話し」
2013年7月27日
「写真家・絵本作家小寺卓矢さんによるスライド上映とお話し」
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