まちの本棚だより

本棚くん

2018.8.17 【レポート】早川ユミさんちくちくワークショップ text by 本棚くん


今年で2回目となる早川ユミさんのちくちくワークショップ
石巻、仙台、登米、古川などから14名参加くださいました。

今回も、当日のお昼に石巻に到着、そのままワークショップの準備に入られるというタイトなスケジュールだったユミさん。
前日は、石巻では「石巻一箱古本市」、参加された店主さんがまちの本棚に立ち寄ってくださったり終始にぎやかでしたが、スタッフの方がバテ気味でした(笑)。

ワークショップは、ほぼ時間通りにスタート。
ユミさんが用意してくださった布の中からそれぞれ好きな布と、糸と針もお借りして、自分が使いやすいものを選びました。
見本のバッグは思ったよりも大きなバッグで、布を折り紙のように折って形を作ります。
縫う場所は4か所。今回の目玉?は、布どうしをはぎ合わせたところの刺繍です。色糸をひたすら巻き縫いしていくのですが、みなさん早くその部分を刺したくてウズウズしているようでした(笑)。
ユミさん曰く、「石巻の方は、手が早い!説明しなくてもどんどん進んじゃうのよね(笑)」

手を動かしながら、まずはユミさんの本のお話から。
今まで書かれた本を1冊1冊紹介しながら、今感じていることやお弟子さんとの暮らしなどで再確認したことなどを話してくださいました。
ユミさんが大切なこととして話されたなかで心に残ったことばは
・「豊かさ」とは、「つくる」こと
・美しく暮らすこと
・火を焚くこと
・親以外の大人と出会うこと
・会いたい人にはどんどん会いに行こう(アポイントはとること!)
その他、お弟子さんがどうしたら自分を表現できるようになるか、「自分の仕事」を生み出すことができるか模索しているというのは身につまされました。


後半は、参加者の自己紹介と、ユミさんの本の感想など自由に話す時間です。そして「得意料理」がリクエストでした。
ユミさんの話を聞いて思い出したこと、向き合っていること、取り組んでいる仕事のことなど、参加されたそれぞれの方の胸の内がちょっとずつ語られていくのは、ちくちくしながらのおかげなのでしょうか。
お題の「得意料理」は、みなさんあったりなかったりでしたが、「得意料理は、家族との暮らしのなかでできていくから大丈夫」の言葉に、日々のご飯の大切さと楽しさを思い出しました。


ワークショップで完成した作品のひとつです。

ワークショップが落ち着いたのは、結局18時すぎ。
惜しまれつつの散会でした。
石巻でのワークショップは、長いスパンで考えていると言ってくださったユミさん。
こうして石巻に心を寄せてくださることに感謝しています。

今年は、なんと石巻の3人の作家とのコラボレーション展も実現してくださいました。
作品が送られてくるまで、どのような作品になっているのかわかりませんでしたが、箱を開けた時の感動は忘れられません。
ユミさんがどのように作品をつくられるのか、現場に行ってみたい!と思いました。

(店長)

【早川ユミさんちくちくワークショップ】
「縄文ポシェットをつくる」
2018年7月29日(日) 15:00〜17:00
場所  石巻まちの本棚

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2018.8.3 石巻一箱古本市2018 開催レポート text by 本棚くん

去る7月28日(土)に石巻一箱古本市2018が開催されました。
今年は32店舗が出店し、石巻まちなかに1日だけの本屋さんが出現しました。


今年の会場は中心市街地のアイトピア通りおよび橋通りに集中させ、店主さんとの密なコミュニケーションをお客さんが楽しめるようにしました。

毎年開催しているスタンプラリーでは、地元のあっぷるじゃんぷの子供たちの作品をスタンプに。
全てのスタンプを集めた方には景品として素敵なポストカードがもらえました。

新たに会場に加わったのは2箇所。
そのひとつ石巻市指定文化財旧観慶丸商店では8店舗の一箱出店に加えて、つれづれ団による「古本縁日」が開催されました!
やぐらが組まれた「本のやぐら」に加え、本の射的、本の釣りなど本を使った楽しい縁日の雰囲気が観慶丸に広がりました。

もうひとつの新会場、橋通りCOMMONがパワーアップした「COMMON-SHIP 橋通り」では8店舗が出店。
同会場では地元作家による美術展「分岐展」も開催されており、飲食店とともににぎわいをつくりだしていました。

石巻商工信用組合の軒先では8店舗が横に並んで出店。
こちらもたいへんな盛り上がりをみせていました。
途中スタンプラリーのスタンプを作ってくれた子供たちも登場し、スタンプを押してくれました!

IRORI石巻では6店舗が出店。家具工房である石巻工房が梱包材をつかったオリジナルのバックづくりワークショップをおこないました。

カンケイマルラボの軒先には2店舗と仙台から移動販売書店ペンギン文庫が駆けつけてくれました。

そして石巻まちの本棚では「早川ユミさんのちくちく展」を開催。

16時の終了後は旧観慶丸商店で表彰式。
毎年皆勤賞だったライターの石井ゆかりさんは今年は残念ながら欠席でしたが、今年も石井ゆかり賞は健在。
売り上げた本の冊数が一番多かった「ションボリーBooks」が受賞しました。
賞品の素敵なレターセットに大感激。そのほかの受賞者は以下。

・石井ゆかり賞
ションボリーBooks

・石巻工房賞
蛇田のほんやさん

・ISHINOMAKI2.0賞
マト文庫

・一箱本送り隊賞
葉っぱ屋

今年は助っ人も充実。事前の準備作業が多かったのですが、たくさんの方が関わってくれたことに新たな広がりを感じました。

最後は店主さんたち助っ人さんたちで記念写真をパシャリ。
ご参加いただいた皆様、まことにありがとうございます!
来年もここでお会いできることを楽しみにしています。

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2018.7.26 【石巻一箱古本市2018】マップ完成 text by 本棚くん

いよいよ今週末は石巻一箱古本市2018。
当日を楽しむためのマップが完成しました。会場で配布しています。
スタンプラリーをすべて集めると素敵な景品と交換できます。
ぜひすべての店舗をまわってみてください。
同日はほかにも素敵なイベントがいっぱい。勝手ながらおすすめイベントも紹介しています。

チラシおもて面.pdf

チラシうら面.pdf

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2018.7.10 【お知らせ】石巻一箱古本市2018 店主発表! text by 本棚くん

いよいよせまってきた7/28石巻一箱古本市2018 in STAND UP WEEK、
開催に先立ち一箱店主の発表です!
今年は全32店舗の一箱店主が揃いました。
地元石巻だけではなく全国各地からお気に入りの本とともに石巻に集まります。
石巻にゆかりが深い作家、大島幹雄さんの出店も!
開催場所とともにぜひチェックしてください。

①旧観慶丸商店(8箱)

☆波まちBOOKs 
小さくて軽い本多めです。波まち感覚で遊びにきてください。
宜しくお願い致します。

☆灯書房
秋田から出店します。小さなお子様から年配の方迄楽しめる本を持参します
琴線に触れる本があるかも。目印は灯書房の旗を掲げて皆様のお越しをお待ちしております。
Twitter @akarishobou

☆古本ニョス湖
盛岡から2度目の参加です。暮らしに関する本やファンタジーなど、おススメの本をお持ちします。
出店しつつ夏の石巻を楽しみたいと思います!
Twittre @nyosuko

☆一箱堂
今年のテーマは「食前食後に短編文庫!」ジャンルは色々、文庫本を中心に集めます。
長~いのもあり。立ち止まって手に取ってもらえたら幸せ!

☆高平文庫
3回目の出店になります。
時代小説と童話、絵本中心に・・・。
ポスター等・・・。

☆ブロッコリー
わたしの本屋は、ブロッコリーという名前です。
このブロッコリーという本屋は、わたしとママでお店を開きます。
石巻では、初めての参加です。
いっぱい本を買ってください。待ってまーす!

☆書局やさぐれ
今年も夏の石巻で、やさぐれながら出店します。
小説や中華もののノンフィクション、台湾のささやかなグッズなど揃えております。
Twittre @bs_yasagure

☆月と六ペンス
素敵な本をお届けします

②IRORI石巻(6箱)

☆かまねこ文庫
猫の事務所の四番書記が店番をしています。猫の本、本の本、みちのくの本など並べます。

☆午前堂
午前堂(ごぜんどう)と申します。友人2人で参加します。
午前しかやる気がないのか?それとも午前はやる気がないのか?よろしければお確かめにいらしてみてください。文庫本、雑誌、雑貨などを販売の予定です。

☆宮喜久

☆古本のりょくし堂
子どもの本と文庫を中心に宮城県関連の本とかいろいろ雑多に持っていきます。気軽にのぞいてみてください。

☆ひねもすのたり
店舗がまだない古本カフェです(物件探し中!)
先走って「勝手にぼっち一箱古本市」を友人のお店で開催!今月も予定してます♪自分が面白いと思った本を本棚には並べておりますが、参加できるなら当日はエッセイと対談集をセレクトする予定です♪
「へなちょこや」の屋号でブックカバーも作っているので、可能であれば販売したいです!
Instagram hinemosu._.notari

☆亡羊堂
非ベストセラーの文芸書から、推理・SF系の絶版文庫からムック、雑誌まで幅広く出品予定です。
マイナーな分野ですが、是非お寄りください。

③石巻商工信用組合軒下(8箱)

☆葉っぱ屋
5年ぶりの出店、葉っぱ屋(ハッパヤ)です。人文を中心に、様々なジャンルの本を取り揃えてお待ちしています。

☆ついすと書房
古めのミステリ(推理小説三大奇書含む)を中心に文学その他を並べます。石巻や宮城に関係した本も出品する予定です。

☆わかば図書館
岩手県花巻市から出店します「わかば図書館」です。
今年で参加が2回目になりました。前回反省を生かして出店に臨みます。
POPも用意する、かもしれません。
ジャンルはちょっとした科学系の本、文庫、エッセイ、そしてメンバー選りすぐりのマンガです。
「本を開けばワクワクが芽吹く」そんな本をご用意いたします。
どうぞよろしくお願いします。

☆ヨーダ古書堂
いつもまちの本棚にお世話になっているヨーダのお店では、日頃の感謝を込めて、石巻の街が元気になる本をセレクトしました。大人から子どもまで、楽しめるお店です。ぜひ、お立ち寄り下さい!

☆蛇田の本屋さん
家族全員が本を読むのが好きです。

☆よたか堂
店名は宮沢賢冶の「よだかの星」から借りているので、宮沢賢治の作品を中心に、それと関係のありそうな本を並べます。自作の絵の表紙やポストカードもあります。
Twittre @tuchihannmyoo

☆yumenohana堂
一箱古本市への出店は3回目ですが、石巻での出店は初めてです。カフェと猫と旅が好きな店主2人のオススメ本を持っていきます。お気軽にお立ち寄りください。

☆цирк(ツィルク)
今年はAI関連の本を中心に取り揃えております。


④COMMON-SHIP橋通り(8箱)

☆鉄塔文庫
初回から皆勤賞の仙台鉄塔文庫、今年も初夏の石巻に出張します!今年は仙台の実店舗で募った古本を抱えて参加、キーワードはダイバーシティ(=内容バラバラ)。立町商店街「やまだ肉屋」さんの激ウマカレーコロッケを燃料に、今年も頑張ります。
Facebook https://www.facebook.com/tettobunko/

☆ちんじゅうや
かれこれ、5回目の参加となります。ふと気付くと、まちも毎日の生活も大きく変化していて・・・もとには戻れない・・。今回は、詩集を多めに箱に入れてみました。すてきな詩集をご存知な方がいらしたら、ぜひ、お話ししに来てください。

☆オニオンピーナッツ
読み終わったあと、その余韻にひたれる本が好きです。
「ヒトハコ」ルーキーなので、ジャンルは様々、絵本や文庫、料理本、自分の好きな本を「ヒトハコ」につめてみたいと思います。

☆藤棚
エッセイ・人文書中心です。自作のリトルプレス「イモヅル」も販売します。サツマイモ好きの方お待ちしてます。

☆マト文庫
マトリョーシカが目印のマト文庫です。ノンフィクションを中心に、読んでも前向きな気持ちにはならないけれど、心に残るような本を揃えております。

☆つき屋
地方、地域の歴史や民俗に関する本がメインです。音楽関係の本、絵本も若干置く予定です。

☆ションボリ―BOOKs
おもしろそうなほんや

☆中央2丁目ブックセンター
読書は好きだが苦手だ。読むのが遅く、遅いから忘れ、忘れるからまた戻るの繰り返しなのだ。そして途中で読むことすらも忘れ、安らかな平穏の日々を過ごし、そして思い出したように最初から読むのである。なんてアホなのだろう・・・と思うが実際そうなのだ。そんな店主が「読み切った本」を並べた本棚は、みれば納得の品揃え。ハードカバーはないけど、掘り出し物はあるかもね!遊びにおいでよ中央2丁目ブックセンター!!


⑤カンケイマルラボ(2箱)

☆石巻学プロジェクト 大島幹雄さん
雑誌「石巻学」をつくることを活動の柱に据え、石巻地域の魅力をより広く、より多くの皆さんに伝えると共に、石巻の歴史や文化を掘り起こし、この雑誌を拠点にして、未来へつながる事業を展開することをめざしています。

☆くものす洞
祝7周年!祝7回連続出店!いつものようにオススメの読了本や郷土の本をお持ちします。今年は(生き物のでてくる)絵本多めです。


⑥石巻まちの本棚

☆「筋トレ」@石巻 (石井ゆかりさんの一箱)
「毎年お邪魔してきました石巻一箱古本市ですが、
今年はスケジュールが合わず、出られなくなってしまいました、本当に残念です。
せめて本だけでも、とご提案しましたら、石巻まちの本棚様にご快諾頂き、
格安サイン本(勿論新品です)の販売をお願いできることになりました。
拙著を数種類、すべて著者サイン+一言おみくじ(思いつきの単語などが入ってます)入
りで、全品500円で販売して頂きます。売上げはすべて石巻まちの本棚様への寄付とさせて頂きます。
皆様どうぞよろしくおねがいいたします!」 石井ゆかり

本棚くん

2017.9.12 【レポート】早川ユミちくちくツアー2017 「ちいさな展らん会とたねまきワークショップ」 text by 本棚くん

東北で2回目の早川ユミさんのワークショップ。「昨年の仙台でのワークショップにどうしても参加できずがっかりしていたのが,今年は地元石巻で行われるなんて夢のよう・・」と話してくださる方や,遠く県外からも参加される方もあり,20人近い女性たちの「ユミさんに会いたい!」という,熱気ムンムンのスタートとなりました。

今回の「たねまきワークショップ」は,胸当てエプロンとカフェエプロンから選べるように,ひももポケットもたくさん準備していただきました(こちらからのお願いに何か月も悩まれたそうです。すみません・・)。カフェエプロンは,石巻オリジナルと聞いて,そちらを選ばれる方もいました。

さっそく手アイロンで布の端を三つ折りにするところから始まりました。たたみを敷いてなんとかお座りいただいた狭い会場でしたが,お隣さんと仲良しの距離になったようです。

そして,ユミさんのお話です。まずは,これまで出された8冊もの本について,その頃のエピソードと共に紹介していただきました。ユミさんの本には,くらすこと(生きること)の様々なたねが詰め込まれているように思います。子育てのこと,ちくちくのこと,旅のこと,食のこと,体のこと・・。お住まいの高知の山のてっぺん谷相の,さらに,旅をしたアジアの人々のくらしが,鮮やかな色合いと美味しいに匂いとともに伝わってきました。
ときおり,参加された方の赤ちゃんをあやす優しい声とふぎゃあというという泣き声に,ユミさんは「胸がぎゅっとしますね~」と応えてくれます。私も,我が子をだっこしていた頃を思い出しました。
ユミさんのお話の後は,参加者一人一人のお話です。「○○を頑張っています。」「〇〇という気持ちで参加しました。」という自己紹介に,ユミさんは,自分の経験や,その人に寄り添った励ましの言葉を一人一人にかけてくれます。「聴いてもらう」ということが,ふと気がつくと,今はなんと少なくなってしまっていることでしょう。自分の話を大切に受け止めて,「温かい言葉」で返してくれるユミさん・・とても豊かな時間となりました。

  

同じ材料から始まったエプロンですが,行きすぎたら角を曲がって戻ってきたり,お隣さんを見て,糸の色を変えてみたり,糸が短くなったら玉どめのワンポイントを入れたりと,ちくちく,ちくちく,ちくちく・・手の進むまま,話の進むまま,一人一人すてきなたねまきエプロンとなりました。
最後は,できあがったエプロンをして参加者みなさんで記念撮影をしました。ユミさんが何度も話していた,「日々,女の人が自分のできることをちくちくとして,それがつながっていけば,世の中を平和にするはず」という種は,参加者の皆様の胸に,あるときぷっくりと芽を出し,力強く励ましてくれることでしょう。
「また,石巻で」と,ユミさんからうれしいお声がけをいただき,この次も楽しく豊かな時間にしていけたらと思います。石巻に温かな眼差しを向けてくださるユミさん,だんな様の小野哲平さんに深く感謝します。
(koma)

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