まちの本棚だより

2025.12.4 年末年始営業のお知らせ text by 管理者

石巻まちの本棚をご利用いただき、誠にありがとうございます。
年末年始の営業につきまして、下記の通りご案内申し上げます。

■ 年末の営業最終日
12月28日(日)営業(11:00~17:00)

■ 年始の営業開始日
1月4日(日)より通常営業(11:00~18:00)

本年も石巻まちの本棚をご利用いただき、心より御礼申し上げます。
来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

石巻まちの本棚

2025.10.11 【レポート】石巻一箱古本市2025 text by 本棚くん

石巻一箱古本市2025が10月4日(土)に開催されました。
今年は41店舗の出店があり、まちなかの10カ所の会場はたくさんの人たちであふれました。
今年の石巻一箱古本市は店主募集開始からほどなくして、多くの出店希望の方から申し込みをいただき早々に定員に達していました。

全国各地から多くの参加出店者が集まり、遠くは東京都や秋田県からの店主も。
41店舗中、石巻市内からの参加も14店舗におよびました。

そして石巻一箱古本市に初出店の方は18店舗になり、毎年新たな出店者に加わっていただけることもとても嬉しい状況です。


みなさんの創意工夫あふれる一箱づくりにより、本をめぐる体験がとても楽しいものになりました。

シアターキネマティカ会場では、昨年に引き続き宮城県大崎市から「テンガロン古書店」が特別出店。
オレンジ色の幌をのせた軽トラックで、古本を販売している移動型古書店。

飲食施設BUNKABOXに今年オープンした「カレー屋DISCO」がカレーを店頭販売したり、隣接するクラフトビールのタップルームやカフェシティライツで、本めぐりのあいまに休憩される方々もいて、なんともおだやかな景色でした。

シアターキネマティカでは一箱古本市に合わせて、本を愛する人たちの映画を特別上映しました。

1本目は最後の無頼派と呼ばれた編集者・長田洋一の本を愛した姿を追ったドキュメンタリー『editor.O』。
2本目は自称絵日記作家で「ささやかな天才」と呼ばれる神山恭昭さんの、ほそぼそと芸術に生きる姿を追ったドキュメンタリー。どちらも過去にキネマティカで大人気だった映画です。

毎年新たな会場が加わることもあります。今年新たに会場として加わったのが、中央一丁目「旧魚長商店」かつての魚屋さんを舞台に本のマーケットを展開しました。




石巻のまちなかで唯一の古書店「ゆずりは書房」もこの日は特別開店。レアな古書の発見におどろくお客さんもチラホラ。


ケンケイマルラボ横には山形からペンギン文庫が出店。大きなブックトラックを空き地に展開しました。
石巻一箱古本市に合わせて選書したという新刊書籍はどれも興味深いものばかり。

IRORI石巻会場ではフードマーケット「LOVELY LIFE LINE」が開催されました。
石巻市内の飲食店や、お花屋さん、アーティストたちのフリーマーケットなど。今日だけの特別メニューで本めぐりのあいだに立ち寄れる美味しい休息地となっていました。




「石巻まちの本棚」会場ではスタンプラリーの景品交換とZINEの販売をおこないました。
今年7月からスタートした講座「はじめて本をつくってみる」は いしのまき本の教室としてははじめての連続講座でした。

参加者たちと講師のあまのさくやさんと一緒に奮闘し、つくりあげたZINEたちが並び一部のZINEは販売もされました。
私のつくったZINEも全部完売したと聞いて嬉しかったです。

そして絵はんこ作家でもあるあまのさくやさんには今年もスタンプラリーの制作も担当いただきました。
6色のインクを押すと図柄がひとつづつ完成していきます。


どんな図柄が完成するかは、ひとつひとつ押してみたいとわからない。
最後までどんな絵ができあがるか楽しみにしながら、参加者たちはまちを歩いて図柄を完成させていました。



あっという間に終了時間の16時になり、
その後は旧観慶丸商店会場で表彰式をおこないました。

今年の一箱古本市で一番来場者に本を届けたのは、石巻商工信用組合会場「YO・まん屋」さん、なんとその数92冊。複数刊のセット販売があり、多くの来場者に本が渡されました。

そして「石巻まちの本棚」賞は商工信用組合会場の「七つ日」さんが受賞されました。

「ISHINOMAKI2.0賞」は14回出場しているパナックけいてい会場の「パナけいブックす。」が受賞しました。
まちのでんき屋さんパナックけいていは石巻一箱古本市開催のきっかけとなった街のお店のひとつ。実は全14回の石巻一箱古本市参加皆勤賞の唯一の一箱店主さんでもあります。



毎年秋に、1日だけの長い本屋さんをみなさんとつくる「石巻一箱古本市」本と商店街を楽しみ、まちかどに文化のいろどりを加えるブックイベントです。
出店いただいた店主さんや多くの助っ人ボランティアさん、そして毎年楽しみに足を運んでくれるお客様に感謝もうしあげます。
また来年もお会いできればと思います。

写真:阿部朋未

テキスト:勝邦義

2025.9.16 【レポート】いしのまき本の教室「はじめて本をつくってみる」講師:あまのさくや text by 管理者

ミニコミ、リトルプレス、zine、フリーペーパーなど呼び方はさまざまなですが、小さな出版物がいま人気を集めています。
仙台でもZINEフェスが好評におわり、私たち石巻まちの本棚が主催する「石巻一箱古本市」でも毎年多様なZINEが、個性的な一箱店主のもとに発行され来場者を楽しませてくれています。そうした小さな出版物を自分たちでつくる流れに背中を押され、いしのまき本の教室でもZINEづくりに取組むことになりました。
題して「はじめて本をつくってみる」 講師は全国各地でZINEづくりワークショップを開催されている作家のあまのさくやさん。ZINEをつくる第一歩として実践型の講座で「いしのまき本の教室」としては初めての連続講座でした。

第1回目はアイデア・草稿編で7月に開催されました。あまのさんからの最初のガイダンスを経て、自身の本作りにむけて参加者同士で構想を発表しあいます。


日常の気づきを本にしたい参加者、好きや推しを本にしたい参加者、これまでまとめようと思いつつも長らくできずにいて、ZINEづくりを契機に記録にのこしたいという参加者、さまざまな視点が持ち寄られ、どのアイデアも本にしたらとても面白いのではないかと感じさせるものばかりでした。その後1ヵ月間アイデアを各自で発展させていきました。

第2回は企画発表編、8月に開催されました。あまのさんからZINEづくりにおける本のつくり方のレクチャをうけ、用紙や綴じ方などの製本イメージも考えていきます。
具体化した本づくりの内容をみんなで発表し、あまのさんからフィードバックいただきました。

そしていよいよ最後の講座は9月、印刷製本編です。実際の紙に印刷し、手製本をおこない完成させます。

締め切りこそがクリエイティブに不可欠な最大の要素という言葉を放つあまのさんに鼓舞されながら、7名の参加者たちはなんとか最初の一冊を完成させました。

参加者同士、完成した本をながめながら感想を伝えあったり、意見を聞いていきました。なんとか完成させたZINEを前に交わしたお疲れ様の乾杯の味は格別でした。

自身の興味や関心に合わせて本や雑誌をつくることをやってみたいけど、どうすれば最初の一歩が踏み出せるか判らないという人たちが、みごとに一冊の本を完成させた連続講座でした。結果的に6冊のZINEが誕生しました。お披露目は10/4石巻一箱古本市2025の当日、石巻まちの本棚ブースで。一部のZINEは販売します。売り切れゴメンの早い者勝ちです。石巻まちの本棚でセレクトし集めた様々なZINEも同時販売。ぜひお立ち寄りください。

写真:阿部朋未

第 24 回 いしのまき本の教室 連続講座
「はじめて本をつくってみる」

講師:あまのさくや
第1回 アイデア・草稿編 2025年7月13日(日)
第2回 企画発表編 2025年8月16日(土)
第3回 印刷・製本編 2025年9月6日(土)

2025.5.8 レポート
トークイベント「石巻から考える水俣のこと、能登のこと」 text by かつ

【レポート】
森田具海写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」連携企画 
トークイベント「石巻から考える水俣のこと、能登のこと」

仙台のブックカフェ「火星の庭」と協働し、石巻、仙台の2会場で森田具海写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」が2025年5月3日から開催され、同日オープニング記念イベントとして本企画展と連携したトークイベント「石巻から考える水俣のこと、能登のこと」が石巻まちの本棚で開催されました。
熊本県水俣市に在住する写真家森田具海さんと、彫刻家・批評家の小田原のどかさんが聞き手として参加し、この写真展が実現した経緯から、展示写真の意図など、さまざまなトピックについてトークしました。

水俣という場所で暮らす人々の暮らしを写真を通じてみつめなおし、水俣の風景に新たな視座を与える森田さんの写真たち。
森田さんの写真を撮る姿勢は、そこで暮らす人たちの話を聞くことが大切にされ、すべてが写真を撮ることにつながっていることがよくわかりました。
それぞれがみている風景は同じでも、それぞれがどうやって風景をみているかは違う。
その当たり前のようでなかなか気づかないことを純粋に森田さんの写真は教えてくれます。
初めて訪れた水俣で出会った人たちにまちを案内されたり、地域の人が話したりした風景を写真を通して確認しているような森田さんの写真。
写真を撮るという行為はその先の未来で土地につながる人にバトンを渡すという行為でもあるという森田さんの視点も気付かされるものがありました。


今回のトークでは東北と水俣の共有項も話題にあがりました。
たくさんの人たちが水俣に通っていることも、どこか東北の街と共通項を感じられます。
水俣の人たちの食に対する情熱など、石巻や東北の人たちに共通する部分があることも。
そして会場に展示された写真は水俣だけでなく能登の写真もあり、こうした森田さんのまなざしが能登にこれからどのように続いていくか興味深く感じられました。


写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」は5月25日(日)まで開催中です。
期間中の土・日・月曜の開館日に観覧できます。
水俣湾の風景と能登半島地震の被災地の記録を通じて、地域の記憶や人々の営みを見つめ直す試みです。
同時開催中の仙台会場「火星の庭」での展示も併せてご鑑賞ください。

(文・写真: 勝 邦義)

2025.3.14 【レポート/いしのまき本の教室「ちいさく本をつくってみる」】 text by 管理者

第23回 いしのまき本の教室
「ちいさく本をつくってみる」
が3月8日に開催されました。
本や雑誌をつくること、やってみたいけどどうすれば最初の一歩が踏み出せるか、そんな本づくりの入り口になるような本の教室として、作家のあまのさくやさんを講師にお迎えし、ZINEづくりについて学びました。


参加者は20名ほどで満員御礼、会場は幾ばくかの熱気に包まれました。
参加した方は、今まさに作っているところだったり、ずっと構想を練っているけどなかなか形が決まらないなど、まさに本づくりにむけて実際に動いている方が多かったです。

前半はあまのさんの今までの道のりをお聞きしました。東京でのご両親の介護を経て岩手県紫波町に移住し、現在は紫波町図書館の館長をつとめるあまのさん、人生のいろいろな場面で、ZINEづくりがともにあったということがつよく印象に残りました。


最後の発表では、ぜひ読んでみたい面白そうなZINEのアイデアがたくさん飛び出し、それに対してあまのさんから具体的なアドバイスがあり、どんなものができるのかイメージが膨らみワクワクしました。参加者ひとりひとりの珠玉のアイデアに、会場全員で耳を傾け、時に盛り上がり、時にあまのさんからの話に相槌を打っていました。

参加されたみなさん、講師のあまのさくやさん、ありがとうございました!
参加者のみなさんのZINEが完成したあかつきには、ぜひまちの本棚にお持ちいただけたら嬉しいです。

あまのさくやさんのZINE「はんこ作家の岩手生活」(上)、(中)、「SLOW CHANGE」は引き続き販売しています。
本や雑誌をつくること、やってみたいけどどうすればよいか、最初の一歩が踏み出せたでしょうか?
石巻まちの本棚では今後もZINEづくりをテーマとした本の教室を開催する予定です。
みなさんもちいさく本をつくってみませんか。

第23回 いしのまき本の教室
「ちいさく本をつくってみる」
ゲスト あまのさくや(作家)

参加費:1,500 円

日時:2025 年 3 月 8 日 (土) 18 時~20 時
(開場 17時半) 

参加者: 20名
会場:石巻まちの本棚

【あまのさくや】
作家。1985年生まれ。著書に『チェコに学ぶ「作る」の魔力』(かもがわ出版)、『32歳。いきなり介護がやってきた。』(佼成出版社)、『はんこ作家の岩手生活』(生活綴方出版部)がある。2021年3月より、岩手県・紫波町に移住。2024年10月から紫波町図書館長に着任した。 岩手県内や各所でZINE作りのワークショップを開催している。チェコ共和国への偏愛が高じてチェコ親善アンバサダーもつとめる。

写真:阿部朋未

2025.2.21 【ビジョンボードワークショップin夜の本棚】25.1.29開催 text by 管理者

毎月定期的に開催している「夜の本棚」でワークショップを開催しました
参加者たちは今年の目標を自分の好きな雑誌や写真、好きな言葉のコピーなどなど、コラージュして完成させました。
最後は各自がこだわった力作が勢揃い。にぎやかな夜時間オープンとなりました。

石巻のまちの本棚ではひきつづき企画を募集しています。
本を使ってあんなことやこんなことをやりたいという方がいれば気軽にお問い合わせください。

【ビジョンボードワークショップin夜の本棚】
1月29日(水)19:00-22:00
場所:石巻まちの本棚
材料費:300円
講師:野内杏花里

2024.12.24 【レポート】石巻一箱古本市2024 text by かつ

2024年10月5日(土)第13回石巻一箱古本市が開催されました。
今年は42店舗の一箱店主さんが参加し、過去最大の規模となりました。
石巻のまちなかではさまざまなイベントも同時に開催され、天気にも恵まれ多くの方にご来場いただけました。

今年は会場に新たにアイトピア通りのショップ「kyuu」さんや陶器屋「尾張屋」さんも加わり、石巻まちなか商店街のお店の軒先など合計9箇所で展開。
石巻一箱古本市が大切にしているまちをめぐって、まちを歩いて楽しむ古本市を体現できたと思います。



今年のスタンプラリー制作はハンコ版画家でありエッセイストのあまのさくやさん。
岩手県紫波町で「本と商店街」というブックイベントを企画しているあまのさんと、石巻一箱古本市チームが知り合ったことで今回の制作につながりました。
あまのさんが制作した6色の朱肉をつかった多色刷りのスタンプは、押し始めるとどんな図柄が完成するかワクワクした期待を高めてくれます。
こちらはとても好評で、アナログなスタンプラリーのよさを体験できるしかけとなっていました。

スタンプラリーを完成させた来場者には景品として石巻一箱古本市2024オリジナルのしおりとポストカードがプレゼントされました。しおりとポストカードのアートワークは画家 福田美里さんによるもの。

IRORI石巻会場では様々な出店者さんが集まったマルシェイベント「Lovely Life Line」が同時開催されました。フードやドリンクやワークショップなどがおこなわれ、お隣の「現在文学研究所/口笛書店ANNEX」ではまちのあの人、この人が、この日のためにZINE創りに挑戦。とてもクオリティの高いZINEが並んでいました。

同時に現在文学研究所では、野山で拾ったコケや種、海で見つけた漂着物、はたまた暮らしの中でゴミとして捨てられるモノたちを、ちいさな箱にタカラモノのように収蔵する「ちいさな博物館展」を開催しました。ちいさな箱の世界に参加者たちは魅了されていました。

この春から写真家の志賀理江子さんのスタジオが石巻に誕生しましたが、当日はオープンスタジオを開催、小さな展示とライブラリーを公開しました。

会場のひとつシアターキネマティカでは軽トラでテンガロン古書店が出店。 昭和の映画パンフレットや関連書籍も人気でした。

今年の一箱古本市、常連の出店者さんと今回初参加の出店者さんと半分半分くらいの割合で参加いただきました。本に関わる出店者さんや読書会などを企画しているグループでの参加、会場には芥川賞作家の佐藤厚志さんのすがたも。幅広い参加者の創意工夫の詰まったヒトハコを眺めるだけでも、時間が足りないというくらい見応えのあるものでした。

本を片手に多くの人が各会場を行き交い、まちはひとであふれました。そしてあっという間に終了時刻に。16時の販売終了と同時に出店者さんから、一箱古本市の感想などを書いてもらったアンケートの回収をおこない、17時からは表彰式が旧観慶丸商店でおこなわれました。

もっとも本を手渡した出店者に贈られる「石巻まちの本棚」賞は、観慶丸本店前に出店していた「本と雑貨 コピルアク」さんが選ばれました。その販売した本の冊数はなんと74冊でした。

つづいて石巻一箱古本市のはじまりのきっかけをつくった一箱本送り隊賞のプレゼンテーターは、一箱古本市の発案者南陀楼綾繁さん。
南陀楼さんが選んだ一箱はシアターキネマティカに出店していた「裂け目」さんでしたが、表彰式は欠席でした。表彰式出席者に賞品を手渡すというポリシーのもと、次点で選ばれた「くろうんも」さんが賞品を受賞しました。積極的で適度な声がけで会場を盛り上げていた「くろうんも」さんの一箱もとても個性的でした。

そして主催者であるISHINOMAKI2.0賞はプレゼンテーターの松村豪太さんが選定した「あさぎ書房」さんに決定しました。地域の芸術祭「Reborn-Art Festival」から生まれた食品が景品でした。

石巻地域では今年大型書店が次々と閉店を決め、本を扱うお店が減ってきているなか、こうした小さな本の試みが多くの人を集め、関心を持たれていることがとても大切なことのように思います。


そして毎年の傾向ですが、オリジナルのZineを販売する一箱店主さんも多く、本を取り巻く文化に自由で柔軟な創作の場が加わったような感覚です。
参加者のみなさんのオリジナル出版物から次々に品切れになっていくことも印象的でした。

石巻一箱古本市は助っ人さんと呼ばれる運営ボランティアとともに各会場の運営や、事前準備をしています。
今年も多くの助っ人さんに集まっていただき、地元高校生をはじめ幅広い世代で取り組みました。感謝申し上げます。
来年も助っ人募集していますので、一箱古本市の運営にご興味ある方はぜひ気軽にご参加ください。

毎年幅広い出店者さんが集まる「石巻一箱古本市」ですが、今回は過去最大数の出店者さんとともに開催しました。
ここ数年の傾向として石巻/女川/東松島といった石巻圏域、仙台をはじめとした市外からの出店、そして遠くは千葉や岩手などの県外からの出店と、この3者がほぼ同じ割合で応募いただいています。
「石巻一箱古本市」の広がり方の可能性を示すよい傾向だと思っています。


石巻一箱古本市がこれからも本を通じた楽しいコミュニケーションの場所を生み出し、本の文化を育むことにつながることを願っています。
来年も石巻まちなかで本を通じてみなさまに再会できることを楽しみにしています。

写真:近江志乃
レポート:勝邦義

2023.10.15 【レポート】石巻一箱古本市2023 text by 本棚くん

2023年10月7日(土)石巻一箱古本市が開催されました!
今年は36店舗の店主さんの応募があり、天気にも恵まれ多くの方にご来場いただけました。
会場に新たに「田中サイクル」さんや、橋通りの「ヒトコマとなり」も加わり、新たにオープンした古書店「ゆずりは書房」の前も出店場所となり、石巻市街地のお店の軒先など12箇所で展開。
石巻一箱古本市ならではのまちをめぐって、まちを歩いて楽しむ一箱古本市が開催されました!

今年の出店者は石巻市内が1/3、市外からの参加が1/3、そして宮城県外からの参加が1/3と、12回目の開催らしく多様なひろがりを象徴するような構成でした。東北で最大級の一箱古本市に相応しい、個性的な店主さんたちが集まり1日限りの本屋さんをまちなかに展開した光景は圧巻でした。

スタンプラリーも好評で全8箇所のスタンプをコンプリートするお客さんもたくさんいました。
ちなみにこのスタンプ、毎年石巻一箱古本市のアートワークを手掛けてくれている作家/福田美里さんのイラストをもとに、アイトピア通りに位置するお店「珈琲豆と手しごとのモノ『kyuu』」の北村未羽さんが手掛けてくれました。



そして今年は来場者の皆様にお昼ごはんを楽しんでもらおうとフードブースの設置もしました。
駆けつけてくれたのは、かつて橋通りにあった「橋通りCOMMON」の人気店「海街カフェ カナイ」とまちなかの大衆居酒屋「もぐもぐ」

普段は、キッチンカーでかき氷とクレープの人気店を東京で運営されている「fuwari」は店主さんが石巻出身ということもあり東京から駆けつけていただき、クレープ販売をしてくださいました!

「かめカフェ」はキッチンカーで、珈琲、フルーツドリンク、そしてchez settaのモンブラン、焼き菓子を販売しました。

「otete」はシンプルな素材を使用した、焼き菓子を販売。
まちのお惣菜屋さん「SONO」は・おまんじゅうと鹿肉のシチューパイがすぐに売り切れていました。

石巻まちの本棚では石巻の人気カフェ店「&coffee」がスコーンとクッキーを販売。
このように食欲も大いに刺激された一箱古本市になりました。

同日には石巻のマンガ発信拠点「マンガラボ ヒトコマ」のオープンセレモニーがあったりと、カルチャーでにぎわう石巻のまちなかになりました!
そして2012年の石巻一箱古本市を契機に2013年に誕生した「石巻まちの本棚」では10周年を記念して、記念グッズの販売をおこないました。
その目玉のひとつは、10周年記念冊子「本の教室はじめます」(定価:1,100円(税込))
これまで本に関わる様々な仕事や場所を運営するゲストを招いて開催した「いしのまき本の教室」の記録です。

ゲストには出版社夏葉社・島田潤一郎さんや新潟の本屋北書店の佐藤さん、仙台のブックカフェ火星の庭の前野さんなどをむかえて開催した本の教室は、書籍でみても読み応えがあります。

また本棚の入り口に開館当初から飾られたモビールがあるのですが、その作者でもある北海道在住の作家Jobinさんのオリジナルモビールやアートピースも。
これらはオンラインショップでも販売しておりますので、当日手に入れられなかった皆さんもぜひチェックいただければ幸いです。

そして各会場にはライターの南陀楼綾繁さんが販売部長をかってでてくれ、自らが看板となり、できたばかりの「本の教室はじめます」を販売してまわりました。

まちの本棚には今年著書『荒地の家族』で芥川賞を受賞した佐藤厚志さんも一箱店主として出店、ご自身が資料として集めた本や蔵書を出品しました

毎年恒例の仙台つれづれ団によるワークショップは今年は旧観慶丸商店で開催。その日の出来事を新聞づくりで振り返る「ひとはこひといきかわら版づくりワークショップ」などの企画が開催されました。

石巻まちの本棚2階に位置する「ギャラリーSetsu」ではまちなかのお店や飲食店、アーティストなどがつくったオリジナルZINEの販売をする『人・ZINE・ジン展』が開催され、様々な個性的な本がたくさん並び、なかには小学生たちの力作も。

Setsuを運営する菊地さん、佐野さん


16時の販売終了後、旧観慶丸商店で表彰式をおこないました。
総評は第1回目から石巻一箱古本市を一緒に企画するライターの南陀楼綾繁さん、

今年の石巻まちの本棚賞は57冊の本を手渡した「本と雑貨コピルアク」。なんと初参加。旧観慶丸商店に出店されていました。
絵本を中心とした楽しげな本のディスプレイに、道ゆく人が足を止めていました!

一箱本送り隊賞は、田中サイクル前に出店していた「かんのストア」
子ども店長による積極的な接客が多くのお客さんを引き寄せ、盛り上がりをみせていました。


最後はISHINOMAKI2.0賞、こちらは自然科学系の本の選書がキラリと光っていた「エトピリカ」(場所:旧観慶丸商店)さんに決定。

素敵な景品とともに会場に集まってくれた皆さんとともに受賞をお祝いしました。

今年は全店主さん合わせて900冊近くの本が、訪れた誰かのもとに手渡され。
多くの店主さんに表彰式まで参加いただきました。

最後は恒例の記念撮影。

今年も大いに盛り上がった石巻一箱古本市。来年もここでみなさんと再会できればと思います。

<写真>丹治史彦、市川達博

2023.6.26 【アーカイブ】石巻一箱古本市2023説明会 text by 本棚くん

【石巻一箱古本市2023説明会】
今年で12回目を迎える石巻一箱古本市。
東北じゅうから個性的な一箱店主さんが集まり1日だけの大きな本屋さんをつくります。2023年は10月7日(土)に開催することを決定しました。
開催に先立ち、石巻一箱古本市のあれこれを説明する説明会を6月25日(日)に開催しました。

ゲストは「不忍ブックストリートの一箱古本市」発起人であり第1回の石巻一箱古本市から参加してくれているライターの南陀楼綾繁さんです。
一箱古本市から石巻まちの本棚でのこれからの活動など、参加者のみなさんと考えました。
石巻一箱古本市2023は現在出店者、助っ人を絶賛募集中です。この機会にぜひお申し込みください。

2022.11.23 夜の石巻一箱古本市 店主紹介 text by 本棚くん


【夜の石巻一箱古本市 店主紹介】
各会場のヒトハコを紹介していきます!
またオープンナイトギャラリーの各会場にもそれぞれのギャラリストが選ぶ本を集めたヒトハコがございます。合わせてごらんください。

[会場:パナックけいてい]
☆パナけいブックす。
今回はマンガで勝負!
☆くものす洞
最近読了した新しい本を中心に並べます。若干音楽寄りの本が多いかも。
☆ゆずりは書房
今回は、レコードを持って来られるそう。
新たに金毘羅通りに事務所を構えられました。

[会場:石巻まちの本棚]
☆観慶丸本の店
石巻の陶器店、観慶丸本店が、人文、建築、文学中心のセレクトで一箱古本市に出店します。本の間に古道具なども並べますのでよかったら覗いてみてください。
kankeimaru.com
☆ちんじゅうや
この春、くりでんミュージアムにて「栗鉄 移動文庫」なるものを発見!革製箱型カバンに本を詰めて、沿線の国鉄職員や乗客に貸していたそうだ。今年は、我らも革製箱型カバンに、この頃読んだ本、昔読んだ本、エッセイ、詩集、雑誌、絵本、あれこれ入れて‥。旅のお供にいかがでしょう。
☆KATSU BOOKS
デザインや本屋さんの本、まちづくりの本や美術書など放出します。どれもこれも良い本ばかり、暖かくしてお待ちしております。
☆本屋猫ぱち
暮らしに関する本やエッセイなどを集めた一箱です。猫の本はありません。

※石巻まちの本棚では、「石巻オープンナイトギャラリー」にあわせ、図録100円均一にて大放出。早い者勝ち!

[石巻オープンナイトギャラリー]
会場のひとつTHE ROOMERS’ GARDENでは平野将麻による「とある森 POP UP」を開催します。こちらは詩と写真をひとつのコンセプトでまとめたZINE “とある森、あるいは林、もしくはそれ以外の” の内容に合わせたポップアップ展示で、ZINEの販売も行います。

#石巻ディープカルチャーストリート #石巻DCS #石巻 #本

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