まちの本棚だより

カテゴリー:一箱古本市

2024.12.24 【レポート】石巻一箱古本市2024 text by かつ

2024年10月5日(土)第13回石巻一箱古本市が開催されました。
今年は42店舗の一箱店主さんが参加し、過去最大の規模となりました。
石巻のまちなかではさまざまなイベントも同時に開催され、天気にも恵まれ多くの方にご来場いただけました。

今年は会場に新たにアイトピア通りのショップ「kyuu」さんや陶器屋「尾張屋」さんも加わり、石巻まちなか商店街のお店の軒先など合計9箇所で展開。
石巻一箱古本市が大切にしているまちをめぐって、まちを歩いて楽しむ古本市を体現できたと思います。



今年のスタンプラリー制作はハンコ版画家でありエッセイストのあまのさくやさん。
岩手県紫波町で「本と商店街」というブックイベントを企画しているあまのさんと、石巻一箱古本市チームが知り合ったことで今回の制作につながりました。
あまのさんが制作した6色の朱肉をつかった多色刷りのスタンプは、押し始めるとどんな図柄が完成するかワクワクした期待を高めてくれます。
こちらはとても好評で、アナログなスタンプラリーのよさを体験できるしかけとなっていました。

スタンプラリーを完成させた来場者には景品として石巻一箱古本市2024オリジナルのしおりとポストカードがプレゼントされました。しおりとポストカードのアートワークは画家 福田美里さんによるもの。

IRORI石巻会場では様々な出店者さんが集まったマルシェイベント「Lovely Life Line」が同時開催されました。フードやドリンクやワークショップなどがおこなわれ、お隣の「現在文学研究所/口笛書店ANNEX」ではまちのあの人、この人が、この日のためにZINE創りに挑戦。とてもクオリティの高いZINEが並んでいました。

同時に現在文学研究所では、野山で拾ったコケや種、海で見つけた漂着物、はたまた暮らしの中でゴミとして捨てられるモノたちを、ちいさな箱にタカラモノのように収蔵する「ちいさな博物館展」を開催しました。ちいさな箱の世界に参加者たちは魅了されていました。

この春から写真家の志賀理江子さんのスタジオが石巻に誕生しましたが、当日はオープンスタジオを開催、小さな展示とライブラリーを公開しました。

会場のひとつシアターキネマティカでは軽トラでテンガロン古書店が出店。 昭和の映画パンフレットや関連書籍も人気でした。

今年の一箱古本市、常連の出店者さんと今回初参加の出店者さんと半分半分くらいの割合で参加いただきました。本に関わる出店者さんや読書会などを企画しているグループでの参加、会場には芥川賞作家の佐藤厚志さんのすがたも。幅広い参加者の創意工夫の詰まったヒトハコを眺めるだけでも、時間が足りないというくらい見応えのあるものでした。

本を片手に多くの人が各会場を行き交い、まちはひとであふれました。そしてあっという間に終了時刻に。16時の販売終了と同時に出店者さんから、一箱古本市の感想などを書いてもらったアンケートの回収をおこない、17時からは表彰式が旧観慶丸商店でおこなわれました。

もっとも本を手渡した出店者に贈られる「石巻まちの本棚」賞は、観慶丸本店前に出店していた「本と雑貨 コピルアク」さんが選ばれました。その販売した本の冊数はなんと74冊でした。

つづいて石巻一箱古本市のはじまりのきっかけをつくった一箱本送り隊賞のプレゼンテーターは、一箱古本市の発案者南陀楼綾繁さん。
南陀楼さんが選んだ一箱はシアターキネマティカに出店していた「裂け目」さんでしたが、表彰式は欠席でした。表彰式出席者に賞品を手渡すというポリシーのもと、次点で選ばれた「くろうんも」さんが賞品を受賞しました。積極的で適度な声がけで会場を盛り上げていた「くろうんも」さんの一箱もとても個性的でした。

そして主催者であるISHINOMAKI2.0賞はプレゼンテーターの松村豪太さんが選定した「あさぎ書房」さんに決定しました。地域の芸術祭「Reborn-Art Festival」から生まれた食品が景品でした。

石巻地域では今年大型書店が次々と閉店を決め、本を扱うお店が減ってきているなか、こうした小さな本の試みが多くの人を集め、関心を持たれていることがとても大切なことのように思います。


そして毎年の傾向ですが、オリジナルのZineを販売する一箱店主さんも多く、本を取り巻く文化に自由で柔軟な創作の場が加わったような感覚です。
参加者のみなさんのオリジナル出版物から次々に品切れになっていくことも印象的でした。

石巻一箱古本市は助っ人さんと呼ばれる運営ボランティアとともに各会場の運営や、事前準備をしています。
今年も多くの助っ人さんに集まっていただき、地元高校生をはじめ幅広い世代で取り組みました。感謝申し上げます。
来年も助っ人募集していますので、一箱古本市の運営にご興味ある方はぜひ気軽にご参加ください。

毎年幅広い出店者さんが集まる「石巻一箱古本市」ですが、今回は過去最大数の出店者さんとともに開催しました。
ここ数年の傾向として石巻/女川/東松島といった石巻圏域、仙台をはじめとした市外からの出店、そして遠くは千葉や岩手などの県外からの出店と、この3者がほぼ同じ割合で応募いただいています。
「石巻一箱古本市」の広がり方の可能性を示すよい傾向だと思っています。


石巻一箱古本市がこれからも本を通じた楽しいコミュニケーションの場所を生み出し、本の文化を育むことにつながることを願っています。
来年も石巻まちなかで本を通じてみなさまに再会できることを楽しみにしています。

写真:近江志乃
レポート:勝邦義

2023.10.15 【レポート】石巻一箱古本市2023 text by 本棚くん

2023年10月7日(土)石巻一箱古本市が開催されました!
今年は36店舗の店主さんの応募があり、天気にも恵まれ多くの方にご来場いただけました。
会場に新たに「田中サイクル」さんや、橋通りの「ヒトコマとなり」も加わり、新たにオープンした古書店「ゆずりは書房」の前も出店場所となり、石巻市街地のお店の軒先など12箇所で展開。
石巻一箱古本市ならではのまちをめぐって、まちを歩いて楽しむ一箱古本市が開催されました!

今年の出店者は石巻市内が1/3、市外からの参加が1/3、そして宮城県外からの参加が1/3と、12回目の開催らしく多様なひろがりを象徴するような構成でした。東北で最大級の一箱古本市に相応しい、個性的な店主さんたちが集まり1日限りの本屋さんをまちなかに展開した光景は圧巻でした。

スタンプラリーも好評で全8箇所のスタンプをコンプリートするお客さんもたくさんいました。
ちなみにこのスタンプ、毎年石巻一箱古本市のアートワークを手掛けてくれている作家/福田美里さんのイラストをもとに、アイトピア通りに位置するお店「珈琲豆と手しごとのモノ『kyuu』」の北村未羽さんが手掛けてくれました。



そして今年は来場者の皆様にお昼ごはんを楽しんでもらおうとフードブースの設置もしました。
駆けつけてくれたのは、かつて橋通りにあった「橋通りCOMMON」の人気店「海街カフェ カナイ」とまちなかの大衆居酒屋「もぐもぐ」

普段は、キッチンカーでかき氷とクレープの人気店を東京で運営されている「fuwari」は店主さんが石巻出身ということもあり東京から駆けつけていただき、クレープ販売をしてくださいました!

「かめカフェ」はキッチンカーで、珈琲、フルーツドリンク、そしてchez settaのモンブラン、焼き菓子を販売しました。

「otete」はシンプルな素材を使用した、焼き菓子を販売。
まちのお惣菜屋さん「SONO」は・おまんじゅうと鹿肉のシチューパイがすぐに売り切れていました。

石巻まちの本棚では石巻の人気カフェ店「&coffee」がスコーンとクッキーを販売。
このように食欲も大いに刺激された一箱古本市になりました。

同日には石巻のマンガ発信拠点「マンガラボ ヒトコマ」のオープンセレモニーがあったりと、カルチャーでにぎわう石巻のまちなかになりました!
そして2012年の石巻一箱古本市を契機に2013年に誕生した「石巻まちの本棚」では10周年を記念して、記念グッズの販売をおこないました。
その目玉のひとつは、10周年記念冊子「本の教室はじめます」(定価:1,100円(税込))
これまで本に関わる様々な仕事や場所を運営するゲストを招いて開催した「いしのまき本の教室」の記録です。

ゲストには出版社夏葉社・島田潤一郎さんや新潟の本屋北書店の佐藤さん、仙台のブックカフェ火星の庭の前野さんなどをむかえて開催した本の教室は、書籍でみても読み応えがあります。

また本棚の入り口に開館当初から飾られたモビールがあるのですが、その作者でもある北海道在住の作家Jobinさんのオリジナルモビールやアートピースも。
これらはオンラインショップでも販売しておりますので、当日手に入れられなかった皆さんもぜひチェックいただければ幸いです。

そして各会場にはライターの南陀楼綾繁さんが販売部長をかってでてくれ、自らが看板となり、できたばかりの「本の教室はじめます」を販売してまわりました。

まちの本棚には今年著書『荒地の家族』で芥川賞を受賞した佐藤厚志さんも一箱店主として出店、ご自身が資料として集めた本や蔵書を出品しました

毎年恒例の仙台つれづれ団によるワークショップは今年は旧観慶丸商店で開催。その日の出来事を新聞づくりで振り返る「ひとはこひといきかわら版づくりワークショップ」などの企画が開催されました。

石巻まちの本棚2階に位置する「ギャラリーSetsu」ではまちなかのお店や飲食店、アーティストなどがつくったオリジナルZINEの販売をする『人・ZINE・ジン展』が開催され、様々な個性的な本がたくさん並び、なかには小学生たちの力作も。

Setsuを運営する菊地さん、佐野さん


16時の販売終了後、旧観慶丸商店で表彰式をおこないました。
総評は第1回目から石巻一箱古本市を一緒に企画するライターの南陀楼綾繁さん、

今年の石巻まちの本棚賞は57冊の本を手渡した「本と雑貨コピルアク」。なんと初参加。旧観慶丸商店に出店されていました。
絵本を中心とした楽しげな本のディスプレイに、道ゆく人が足を止めていました!

一箱本送り隊賞は、田中サイクル前に出店していた「かんのストア」
子ども店長による積極的な接客が多くのお客さんを引き寄せ、盛り上がりをみせていました。


最後はISHINOMAKI2.0賞、こちらは自然科学系の本の選書がキラリと光っていた「エトピリカ」(場所:旧観慶丸商店)さんに決定。

素敵な景品とともに会場に集まってくれた皆さんとともに受賞をお祝いしました。

今年は全店主さん合わせて900冊近くの本が、訪れた誰かのもとに手渡され。
多くの店主さんに表彰式まで参加いただきました。

最後は恒例の記念撮影。

今年も大いに盛り上がった石巻一箱古本市。来年もここでみなさんと再会できればと思います。

<写真>丹治史彦、市川達博

2023.6.26 【アーカイブ】石巻一箱古本市2023説明会 text by 本棚くん

【石巻一箱古本市2023説明会】
今年で12回目を迎える石巻一箱古本市。
東北じゅうから個性的な一箱店主さんが集まり1日だけの大きな本屋さんをつくります。2023年は10月7日(土)に開催することを決定しました。
開催に先立ち、石巻一箱古本市のあれこれを説明する説明会を6月25日(日)に開催しました。

ゲストは「不忍ブックストリートの一箱古本市」発起人であり第1回の石巻一箱古本市から参加してくれているライターの南陀楼綾繁さんです。
一箱古本市から石巻まちの本棚でのこれからの活動など、参加者のみなさんと考えました。
石巻一箱古本市2023は現在出店者、助っ人を絶賛募集中です。この機会にぜひお申し込みください。

2022.11.23 夜の石巻一箱古本市 店主紹介 text by 本棚くん


【夜の石巻一箱古本市 店主紹介】
各会場のヒトハコを紹介していきます!
またオープンナイトギャラリーの各会場にもそれぞれのギャラリストが選ぶ本を集めたヒトハコがございます。合わせてごらんください。

[会場:パナックけいてい]
☆パナけいブックす。
今回はマンガで勝負!
☆くものす洞
最近読了した新しい本を中心に並べます。若干音楽寄りの本が多いかも。
☆ゆずりは書房
今回は、レコードを持って来られるそう。
新たに金毘羅通りに事務所を構えられました。

[会場:石巻まちの本棚]
☆観慶丸本の店
石巻の陶器店、観慶丸本店が、人文、建築、文学中心のセレクトで一箱古本市に出店します。本の間に古道具なども並べますのでよかったら覗いてみてください。
kankeimaru.com
☆ちんじゅうや
この春、くりでんミュージアムにて「栗鉄 移動文庫」なるものを発見!革製箱型カバンに本を詰めて、沿線の国鉄職員や乗客に貸していたそうだ。今年は、我らも革製箱型カバンに、この頃読んだ本、昔読んだ本、エッセイ、詩集、雑誌、絵本、あれこれ入れて‥。旅のお供にいかがでしょう。
☆KATSU BOOKS
デザインや本屋さんの本、まちづくりの本や美術書など放出します。どれもこれも良い本ばかり、暖かくしてお待ちしております。
☆本屋猫ぱち
暮らしに関する本やエッセイなどを集めた一箱です。猫の本はありません。

※石巻まちの本棚では、「石巻オープンナイトギャラリー」にあわせ、図録100円均一にて大放出。早い者勝ち!

[石巻オープンナイトギャラリー]
会場のひとつTHE ROOMERS’ GARDENでは平野将麻による「とある森 POP UP」を開催します。こちらは詩と写真をひとつのコンセプトでまとめたZINE “とある森、あるいは林、もしくはそれ以外の” の内容に合わせたポップアップ展示で、ZINEの販売も行います。

#石巻ディープカルチャーストリート #石巻DCS #石巻 #本

2022.10.17 【レポート】石巻一箱古本市2022 text by かつ

石巻一箱古本市が2022年10月15日(土)に開催されました。
29箱の一箱店主さんが石巻のまちなか10箇所の会場で、思い思いの本屋さんを展開しました。


今年でなんと11回目。2012年に開催された第1回から、なんと11年も経過していることも個人的にはおどろきですが、年々参加者も増えて新たな出店者さんや助っ人さんが運営に加わっていただけることで、ここまで継続できている実感があります。出店者や助っ人のみなさんありがとうございます。

交流のある池袋の古書往来座からお天気祈願の呪物ハーリーのお写真を送っていただいたからか、大きく天気がくずれることもなく時折日差しが照らすほどの好天にめぐまれました!奇跡!

出店者の内訳は今年は石巻市内から10箱、宮城県内が8箱、東京や岩手など県外からの参加が11箱という割合。
うち初出店は9箱。東北を代表するブックイベントにふさわしく、内外入り混じり楽しい本屋さんがたくさん生まれました。

アイトピア通りや寿町通りを中心とした各会場ではスタンプラリーを実施、多くお客さんがスタンプラリーに参加し、まちなかをめぐりました。
スタンプをすべて集めると、景品として今年の石巻一箱古本市のキーイメージを描いた画家・福田美里さんのイラストが散りばめられた素敵なブックカバーとエコバックをプレゼント、一箱古本市で購入した本にオリジナルブックカバーをつけてもらえました。
【石巻まちの本棚】武藤良子個展「百椿図」巡回展

今年新たに加わった会場として、「シアターキネマティカ」があります。
2022年の8月、まちの映画館があった場所にオープンしたばかりの映画や演劇の拠点。
シアター内のカフェ・ビアスタンド「City Lights」では限定オリジナルカレーとコーヒーの販売もあり、古本市と相まりまるで本の聖地神保町のような雰囲気に。

毎年楽しい企画で一箱古本市を盛り上げてくれている「つれづれ団」は今年は「ブックインテリアをつくろう」というものづくりワークショップ企画をシアター内で開催。参加者はオリジナル本棚を木工で制作しました。

観慶丸本店前もはじめての会場です。

電気屋さんパナックけいてい前では、3箱が出店。

石巻まちの本棚2Fのギャラリー「Setsu」では、石巻で活動するアーティストがインスピレーションをうけた本を紹介したり、オリジナルのZINEや古書を販売する企画「この街のアートな人」を実施。石巻一箱古本市に合わせて毎年開催される好例企画で、石巻のまちの人を知ってもらう企画となりました。

そして今年の目玉企画「あがた森魚」さんによる流しの弾き語りも14時ごろからやっとスタート。あがたさんがギター片手に古本市をめぐっていきました。途中いくつか気になる一箱があったのか、本を購入しながらすすんでいきます。

この日の夜にはあがたさんが1974年に製作した映画「僕は天使ぢゃないよ」をライブハウス ラ・ストラーダで上映。ライブもおこないました。

サテライト会場のBar山小屋では、一箱出店に加え、ウクライナ料理店ボルシチさんによるテイクアウト販売や、毎年好例の束見本の販売も好評でした。

かめ七呉服店社長の膨大な雑誌コレクションを収蔵した「Comiかめ」の前では社長自らが一箱古本市を出店。
膨大な雑誌コレクションの価値に共感できる人に譲りたいという気持ちで、はじまった今回の企画。
かめ七社長は奥様から膨大な雑誌コレクションを片付けるように言われています。
社長は果たして行き場に困っている雑誌たちを無事見送ったのでしょうか?

今年は過去2年間お休みしていた朝の店主さんミーティングや、販売終了後の「表彰式」も実施しました。
やはりみなさんで顔を合わせて1日をふりかえるのは楽しいものです。

各賞は以下の方々の手にわたりました。


石巻まちの本棚賞 (書籍最多販売)
「草笛書店」(54冊) (次点「くものす洞」(45冊))

・一箱本送り隊賞  (プレゼンテーター:南陀楼綾繁)
「ろぼうの書房」

・ISHINOMAKI2.0賞(プレゼンテーター:松村豪太)
「いまとこどもの本屋さん」

そして最後は出店者や助っ人のみなさんと集合写真を記念に撮影。
まだまだ打ち上げやお疲れ様会はできませんが、みなさんとひと時の交流ができてうれしく感じました。
またみなさんと来年の石巻一箱古本市で再会できればと思います!

(文:勝 邦義 写真:丹治史彦)

第11回 石巻一箱古本市
日時:2022年10月15日(土)
主催:石巻まちの本棚,ISHINOMAKI2.0
一箱古本市出店スポット
○旧観慶丸商店○IRORI 石巻○デュオヒルズ石巻マークス前○パナックけいてい○石巻商工信用組合○観慶丸本店 ○カンケイマルラボ○シアターキネマティカ○comiかめ○BAR 山小屋
*本事業は石巻市街なか文化・芸術活動活性化助成金を一部活用しています。

2021.10.3 【レポート石巻一箱古本市2021】 text by かつ

石巻一箱古本市2021が開催されました!今年は10回目となる記念開催。2012年からスタートした石巻一箱古本市は年々、回を重ねるごとにたくさんのファンを集め、毎年出店者さんと運営を手伝ってくれる助っ人さんも増えています。
毎年夏の川開き祭りの1週前の土曜日と決めていた会期も、コロナ禍になり昨年から実験的に秋に変わり、10月の開催になりました。台風が迫るなか当日の天候も心配でしたが、台風一過の晴天に恵まれ、とても気持ちのいい日でした、

今年の会場はアイトピア通りを中心に10カ所。新たにキムラ布団店さん前と、惜しまれつつ閉店した楽器屋さん「サルコヤ」の横の駐車場、人気洋菓子店Chez Setta、そして12階建の建物アイマークスの店舗前が加わりました。一箱店主がオープンさせたバー山小屋の前で出店する「めめんと書房」も番外地として加わり、例年よりもコンパクトながらとても活気ある一箱古本市が開催されました。

毎年開催していたスタンプラリーや、出店者さんを集め個性的なヒトハコに賞を授与する表彰式も今年は自粛しましたが、各出店場所で出店者同士の素敵な交流も生まれていました。回遊型のまち全体を使った屋外イベントならではの楽しい雰囲気が商店街に溢れました。

出店者の顔ぶれはとても個性的。今年はこれまで出店してくれたお店と、初出店のお店とが半々の割合。例年たくさん駆けつけてくれた岩手県勢が少なく、宮城県内各地からの出店が多かったのが特徴でした。毎年出店してくれていた石井ゆかりさんからは、星座の本が到着。特製おみくじと共に販売されました。その人気はすさまじく一気に売り切れてしまいました。

そしてまちの本棚ではオリジナルカバーをプレゼント。一箱古本市で買った本を無料で1冊カバーかけ。そしてこれまで9回の開催を振り返る写真展示も。石巻まちの本棚の誕生や、街の変化とともに開催場所を変化させてきた石巻一箱古本市のこれまでのあゆみがよくわかる内容です。

旧観慶丸商店では、日常を面白くするため暗躍する謎の集団つれづれ団が出店。くすりと笑える企画を展開していました。


番外地の山小屋「めめんと書房」では束見本の販売。店内でコーヒーで一息つくお客さんの姿もチラホラ。

銀行の軒下では出版社ポプラ社社長自ら絵本や伝記を販売。その横はインドネシアの熱帯雨林を守るボルネオ書店。

石巻在住の3名が運営するギャラリー「Setsu」では企画「ここにいる人」が開催され、主に石巻のまちなかに出没している人たちからメッセージ付きで預けられた本を、その人の紹介文とともに展示販売。石巻まちなかで出会う顔を想像しながら、対面しながら本を選んですすめてもらっているかのような体験でした。


石巻一箱古本市はいよいよ来年で10周年。
この静かな文化イベントが定着したことはとても嬉しく、可能性を感じます。そして今年は親子連れのお客さんも多く、絵本に夢中なこどもたちの姿は微笑ましいものがありました。また次の10年続けることで何が見えてくるのか、ヒントがあったような気がします。


またお客さん、出店者や助っ人の方々と来年の石巻一箱古本市で再会できることを願っています。

今回は表彰式を開催しなかったので、後日各賞の発表をこの公式ホームページで公開します。お楽しみに。
各賞の発表はコチラ

(文:勝邦義 写真:丹治史彦)

2020.9.13 「ちいさな石巻一箱古本市」一箱店主/同時開催イベントの紹介 text by 本棚くん

9月20日に開催される「ちいさな石巻一箱古本市」一箱店主のご紹介です。
同時開催イベントの情報も。

一箱店主(☆が一箱店主です)
※当日出店場所が変更となる場合もあります

① 石巻まちの本棚 <本の貸出と販売>
Event:詩人・山尾三省展 / 石巻学&石巻本フェア

一坪古本市 絵本バザー
絵本いっぱい!『大人のための子どもの本を読む会』を主宰する店主が、様々な絵本を取り揃えて出品します。お気に入りの一冊、懐かしい一冊に出会えるかも!みなさんのご来店お待ちしています。(古書店・一坪書店文庫の出店です。)

石巻学プロジェクトの一箱
石巻学編集長、大島幹雄さんの一箱を、石巻学&石巻本フェアに合わせてまちの本棚内で販売します。

☆くじらの本棚
今回のテーマは「遠くへ 近くへ 一冊の本で出掛けよう」です。どうぞ、のんびりゆっくり遊びに来てください。

② setsu <アトリエ兼ギャラリー/石巻まちの本棚2F>
一箱古本市の会場としてプレオープン。県外在住のアーティストたちの作品を展示し、彼・彼女らが影響を受けてきた本を作品とともに販売します。愛すべき友人たちを、石巻と接〈setsu〉続することがテーマです。

③ カンケイマルラボ <ギャラリー/カフェ営業あり>
Event:樋山真弓 陶展

☆石巻日日こども商店
石巻日日こども新聞のこども記者有志によるお店です。昨年は販売冊数No.1でishinomaki2.0賞に輝きました!2回目となる今年は、北上川の葦紙の手作りクラフト作品、こども商店オリジナルグッズも販売します。応援してください!!

☆花水木II
日本のほこる『マンガ文化』。すててしまうにはおしい「本」、手に取って!

④ パナックけいてい <電器店>

☆パナけいぶっくす!
いまだから野球好きの方々へ。他映画の原作本、日本のSF、明智光秀歴史ものなど少しずつ散らかします

☆ばったりたおれ屋
アートブック、旅・暮らし関連、絵本、リトルプレスなど 手作りあみぐるみもあるよ。

☆マト文庫
例年通り、読んでも明るい気持ちにはならないけれど、心に残る本を選んでお待ちしております。

☆private books PAYANCA
昨年のデビュー、そして今回も石巻にお邪魔します。好評のコミック、小説、エッセイに加え、今回は人文系学術書や洋書、アフリカ文学もご用意できそうです。恒例・店主セレクトのマニアックな洋楽CDもありますよ。

☆くものす洞
毎年恒例の本の本、読了おすすめ本、大人も楽しい自然科学の絵本、そして今年はなぜか田中小実昌なども持っていきます!

⑤ 石巻のキワマリ荘 <ギャラリー>
Event:山田はるひ個展『post-fin』
鹿野颯斗・松永忍・ちばふみ枝『Daily Scenes』展
駒嶺ちひろ・SoftRib・ミシオ『水の無いプール』展

☆おやすみ帝国
はじめまして。今回初めて出店させていただきます。読んで良かったアート系の古本を出します。屋号は会場になる路地にある僕の家の名前です。引きこもり気味が故の名前なのですが、今回3メートルほど家出をします。

⑥ IRORI石巻 <カフェ>

☆月と六ペンス
素敵な本をお持ちします。
☆書局やさぐれ
岩手の書局やさぐれです。台湾や香港の本、自作のZINEを持っていきます。今年は旅行に行けなかったので新作ありませんが、ZINEの在庫等放出します。
☆りょくし堂
絵本を中心に、東北・宮城県関連の本などなども少々持っていきたいと思います。少しでも楽しんでいただける本を持っていければと思ってます。
☆ちんじゅうや
帰って来られなかったり,会いに行けなかったりの今年。いつもの2人プラス,だんなや娘,この世を去った親の本,あれやら,これやらを集めて,これまで以上にごった煮のラインナップです。

⑦ 旧観慶丸商店 <石巻市指定文化財>
Event:つれづれ団企画「with コロナ/with ブック」  ※プログラム変更の場合あり

1.定額給付本
オリジナルの申請書に記入いただくとつれづれ団のおすすめする本が専用のしおりとともに一冊給付(無料)されます。数量限定ですのでお早めに会場へ足をお運びください。

2.ソーシャルディスたんす
会場に2m間隔のたんすが並びます。たんすの引き出しを開けて新しい本との出会いをお楽しみください。

3.無観客ブックストア
つれづれ団が販売する一箱を撮影し、イベント中、オンラインにてライブ配信を行います。

4.ブックデリバリー
イベント中にオンラインにて本のオーダーを受け付けます。希望の金額に合わせてつれづれ団員が一箱古本市の会場が本をセレクトして後日、お届けします。会場に足を運べない方にもお楽しみいただけるプログラムです。

☆鉄塔文庫
仙台いろは横丁・鉄塔文庫です。石巻出店は今回が連続9回目。ひとつひとつは小さくても、長く続く喜びや出会いがたくさんあるから続けてこられました。心は2メートルよりずっと近くに、今年も一箱お届けします。

☆あかしや
今年で2回目の参加の『あかしや』です。今年も、なんとなく気になった本を紹介出来たらうれしいです。

☆めめんと書房
昨年に続き2回目。ラテン語の「memento=思え」が店名の由来です。ジャンル雑多。今年は少し美術書を増やそうかと考えています。

2020.5.10 【石巻一箱古本市2020中止のお知らせ】 text by 本棚くん


日頃からお世話になっております。
例年7月に開催しておりました「石巻一箱古本市」ですが、2020年においては中止することを決定しました。
参加をご予定いただいていた方々、楽しみにしていた方々には、申し訳ございませんが何卒ご了承いただければ幸いです。
2012年の第1回目の開催から合計8回開催し、石巻中心市街地商店街に毎年多くの方々にお立ち寄りいただきました。
昨今の感染症予防の観点から中止という判断をいたしましたが、しかしながらご自宅で過ごすことも多い昨今、本の需要は高まっています。
「石巻まちの本棚」は、通常どおり土日月と営業しております。お近くにお越し際はぜひお立ち寄りください。
そして、また来年「石巻一箱古本市」でみなさまと再会できればと思います。

石巻一箱古本市実行委員会
石巻まちの本棚 スタッフ一同

*石巻一箱古本市実行委員会では、例年と同じ規模で開催する「石巻一箱古本市2020」(例年7月開催)は中止しますが、
なんらかの方法で一箱古本市に替わる楽しい本のイベントを開催できないか構想しています。決まり次第こちらのホームページでお伝えいたします。

2019.7.25 石巻一箱古本市2019開催しました! text by 本棚くん

石巻一箱古本市2019 in STAND UP WEEK 終了しました!
今年で8回目ということもあり、8にちなんだルートを設定し、
8つの出店場所をめぐり、まちなかを回遊しながら本との出会いが楽しめる一箱古本市を計画しました。

事前の助っ人さん募集もこれまでで一番多くの人が、お手伝いに名乗りをあげてくれました。
当日は石巻まちの本棚を一緒に運営する一箱本送り隊のメンバーや、毎年遠方から助っ人として駆けつけてくれる面々も集い、年に1度の楽しい同窓会的な一面も。

雨のおそれもあり、心配していましたが、なんと快晴の1日。
今年の出店者30箱のうち県外からの出店者は9箱、県内21箱。
岩手,山形,福島からの出店も多く、文字どおり東北を代表する一箱古本市になりました。

今年も、地元福祉施設あっぷるじゃんぷの子どもたちに、スタンプラリーのスタンプを作成してもらいました。
こどもたちが「8」をキーワードに発想した様々なイラストがマップを彩りました。
個人的には尺八を書いてきた子がいてシブいなと思いましたが笑

完走の景品にはまちのお菓子屋さんChez Setta(セッタ)さんが焼いてくれた特製8の字クッキーをプレゼント。
なにからなにまで8づくしの今回の一箱古本市。

会場のひとつCOMMON-SHIP橋通りには仙台から、つれづれ団が駆けつけて「BOOK SUMMER VACATION」と題して様々なワークショップを開催。
私は「ボン中元」サービスを利用しました。顔の見えない誰かのために、会場をまわり本を選び、お中元を届けると、また誰かが自分のために本のお中元を選んでくれるという仕組み。

旧観慶丸商店では石巻で開業したふたつの古書店にも参加してもらいました。
同時開催の「昭和の石巻」映像上映では東工大真野研究室による地図ワークショップも開催。ここで生まれた思い出街歩きマップも販売しました。

今年の出店者さんたちはとても個性的。
官能小説から、青春のための選書、子ども店舗まで、まさにまちじゅうが大きな本屋さんになったかのよう。

こと石巻では地元に関心をよせる人たちが多い気がします。
本を通じてなにかをしたい人たちとの、たくさんの出会いもありました。

表彰式は旧観慶丸商店でおこなわれました。
ISHINOMAKI2.0賞は「石巻日日こども商店」さん。
石巻商工信用組合で出店していました。
なんと46冊もの本を1日で手渡し、子どもたちは各自売り方を工夫して、本屋さん体験を通じて大きく成長したようです。

一箱本送り隊賞は
同じく石巻商工信用組合で出店していた「リーブレリ風」さん
石巻で活躍されていたお父様の画集や美術書を、その価値がわかる人に手渡したいという思いのもとお店づくりをされていました。

そして
石巻まちの本棚賞は、「private books PAYANCA」さん。
前回は岩手県花巻市からの出店でしたが、今年は東京に拠点を移し東京からの参加でした。
看板や本を並べた雰囲気がとても楽しく、チョット変わった雑誌も並んでいました。

今年は工事中の場所も多かったですが、まちの変化を楽しめるのも石巻一箱古本市の醍醐味と言えるでしょう。
一箱古本市の発起人であるライターの南陀楼(なんだろう)さん曰く、
全国津々浦々に広がった一箱古本市のなかでも、
まちを回遊して楽しめる一箱古本市で、続いているのは本家、不忍の一箱古本市とココ石巻だけだということでした。
来年は工事中だった場所も新たなまちの景色をつくっていることでしょう。
また来年、石巻一箱古本市でお会いしましょう。

(かつ)

2020.9.13 ちいさな石巻一箱古本市『一箱店主・同時開催イベント紹介』 text by かつ

9月20日に開催される「ちいさな石巻一箱古本市」一箱店主のご紹介です。
同時開催イベントの情報も。

一箱店主(☆が一箱店主です)
※当日出店場所が変更となる場合もあります

① 石巻まちの本棚 <本の貸出と販売>
Event:詩人・山尾三省展 / 石巻学&石巻本フェア

一坪古本市 絵本バザー
絵本いっぱい!『大人のための子どもの本を読む会』を主宰する店主が、様々な絵本を取り揃えて出品します。お気に入りの一冊、懐かしい一冊に出会えるかも!みなさんのご来店お待ちしています。(古書店・一坪書店文庫の出店です。)

石巻学プロジェクトの一箱
石巻学編集長、大島幹雄さんの一箱を、石巻学&石巻本フェアに合わせてまちの本棚内で販売します。

☆くじらの本棚
今回のテーマは「遠くへ 近くへ 一冊の本で出掛けよう」です。どうぞ、のんびりゆっくり遊びに来てください。

② setsu <アトリエ兼ギャラリー/石巻まちの本棚2F>
一箱古本市の会場としてプレオープン。県外在住のアーティストたちの作品を展示し、彼・彼女らが影響を受けてきた本を作品とともに販売します。愛すべき友人たちを、石巻と接〈setsu〉続することがテーマです。

③ カンケイマルラボ <ギャラリー/カフェ営業あり>
Event:樋山真弓 陶展

☆石巻日日こども商店
石巻日日こども新聞のこども記者有志によるお店です。昨年は販売冊数No.1でishinomaki2.0賞に輝きました!2回目となる今年は、北上川の葦紙の手作りクラフト作品、こども商店オリジナルグッズも販売します。応援してください!!

☆花水木II
日本のほこる『マンガ文化』。すててしまうにはおしい「本」、手に取って!

④ パナックけいてい <電器店>

☆パナけいぶっくす!
いまだから野球好きの方々へ。他映画の原作本、日本のSF、明智光秀歴史ものなど少しずつ散らかします

☆ばったりたおれ屋
アートブック、旅・暮らし関連、絵本、リトルプレスなど 手作りあみぐるみもあるよ。

☆マト文庫
例年通り、読んでも明るい気持ちにはならないけれど、心に残る本を選んでお待ちしております。

☆private books PAYANCA
昨年のデビュー、そして今回も石巻にお邪魔します。好評のコミック、小説、エッセイに加え、今回は人文系学術書や洋書、アフリカ文学もご用意できそうです。恒例・店主セレクトのマニアックな洋楽CDもありますよ。

☆くものす洞
毎年恒例の本の本、読了おすすめ本、大人も楽しい自然科学の絵本、そして今年はなぜか田中小実昌なども持っていきます!

⑤ 石巻のキワマリ荘 <ギャラリー>
Event:山田はるひ個展『post-fin』
鹿野颯斗・松永忍・ちばふみ枝『Daily Scenes』展
駒嶺ちひろ・SoftRib・ミシオ『水の無いプール』展

☆おやすみ帝国
はじめまして。今回初めて出店させていただきます。読んで良かったアート系の古本を出します。屋号は会場になる路地にある僕の家の名前です。引きこもり気味が故の名前なのですが、今回3メートルほど家出をします。

⑥ IRORI石巻 <カフェ>

☆月と六ペンス
素敵な本をお持ちします。
☆書局やさぐれ
岩手の書局やさぐれです。台湾や香港の本、自作のZINEを持っていきます。今年は旅行に行けなかったので新作ありませんが、ZINEの在庫等放出します。
☆りょくし堂
絵本を中心に、東北・宮城県関連の本などなども少々持っていきたいと思います。少しでも楽しんでいただける本を持っていければと思ってます。
☆ちんじゅうや
帰って来られなかったり,会いに行けなかったりの今年。いつもの2人プラス,だんなや娘,この世を去った親の本,あれやら,これやらを集めて,これまで以上にごった煮のラインナップです。

⑦ 旧観慶丸商店 <石巻市指定文化財>
Event:つれづれ団企画「with コロナ/with ブック」  ※プログラム変更の場合あり

1.定額給付本
オリジナルの申請書に記入いただくとつれづれ団のおすすめする本が専用のしおりとともに一冊給付(無料)されます。数量限定ですのでお早めに会場へ足をお運びください。

2.ソーシャルディスたんす
会場に2m間隔のたんすが並びます。たんすの引き出しを開けて新しい本との出会いをお楽しみください。

3.無観客ブックストア
つれづれ団が販売する一箱を撮影し、イベント中、オンラインにてライブ配信を行います。

4.ブックデリバリー
イベント中にオンラインにて本のオーダーを受け付けます。希望の金額に合わせてつれづれ団員が一箱古本市の会場が本をセレクトして後日、お届けします。会場に足を運べない方にもお楽しみいただけるプログラムです。

☆鉄塔文庫
仙台いろは横丁・鉄塔文庫です。石巻出店は今回が連続9回目。ひとつひとつは小さくても、長く続く喜びや出会いがたくさんあるから続けてこられました。心は2メートルよりずっと近くに、今年も一箱お届けします。

☆あかしや
今年で2回目の参加の『あかしや』です。今年も、なんとなく気になった本を紹介出来たらうれしいです。

☆めめんと書房
昨年に続き2回目。ラテン語の「memento=思え」が店名の由来です。ジャンル雑多。今年は少し美術書を増やそうかと考えています。

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