イベント情報

詩人・山尾三省展&いしのまき本の教室のお知らせ

日時:2020年9月12日(土)〜11月1日(日)

場所:石巻まちの本棚(宮城県石巻市中央2-3-16 たん書房ビル1F)

山尾三省詩集『新版 びろう葉帽子の下で』(野草社)刊行記念
詩人・山尾三省展
~詩集・原稿・写真、そして画家nakabanの装画

詩あるいは歌は、絶望に耐える希望あるいは祈りとして太古以来つくられ続けてきた——。このような思想のもと、日常の中で非日常的な時をつづった詩人・山尾三省(1938~2001年)の代表作が『びろう葉帽子の下で』(1987年刊)です。「歌のまこと」「地霊」「水が流れている」「縄文の火」「びろう葉帽子の下で」と題された、全5部247篇を集成した詩集の新版を、このたび文化人類学者・批評家の今福龍太さんの序を収録し刊行します。
本書出版を記念して、山尾三省の詩集をはじめとする全著作および直筆原稿、アメリカの詩人ゲーリー・スナイダー氏との対談時に写真家・高野建三さんが撮影した写真などを展示します。詩人の生誕80年記念出版として刊行された詩文集『火を焚きなさい』『五月の風』、そして詩集『新版 びろう葉帽子の下で』の装画を担当した画家nakabanさんの作品原画も展示します。

【会期】
2020年9月12日(土)〜11月1日(日) *期間中の土日月のみ
場所:石巻まちの本棚

【問い合わせ】
石巻まちの本棚
986-0822 宮城県石巻市中央2丁目3-16たん書房ビル1階
TEL 0225-90-4982(ISHINOMAKI2.0)
E-mail bookishinomaki@gmail.com

展示構成 野草社

【連携企画】
第9回 いしのまき本の教室
「ブックカバーを発想する」
ゲスト nakaban(画家)
聞き手 南陀楼綾繁(ライター・編集者)
参加費:1500円
日時:2020年9月26日(土)19時~21時予定(開場18時半)
定員:10名
場所:石巻まちの本棚
持ち物:新しくカバーをつくりたい本を1冊。ペンや鉛筆、ノートなど。

山尾三省、原民喜、まどみちお、恩田陸……。さま ざまな作家の文章をイラストで彩ってきた nakaban さんに、ブックカバーや本文のイラストをどのよう に発想し、どう描いていくかをお話しいただきます。 後半では、参加者のみなさんに自分の好きな本のブッ クカバーの設計図をつくっていただきます。絵の好 きな方だけでなく、ものづくり全般に興味のある方 にオススメします。

nakaban(なかばん) 絵
1974年生まれ。広島県在住。画家。著書に『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)、絵本に『わたしは樹だ』(松田素子との共著、アノニマ・スタジオ)など。山尾三省の詩文集『火を焚きなさい』『五月の風』、エッセイ集『新版 野の道』『新版 狭い道』、詩集『新版 びろう葉帽子の下で』(以上、野草社)の装画を担当。

<お申し込み方法>
①件名「9/26本の教室」
②お名前
③人数
④連絡先(電話・メールアドレス)
を下記メールアドレスまでおしらせください。
メールアドレス
bookishinomaki@gmail.com

【作家紹介】
山尾三省(やまお・さんせい)〈1938-2001〉 詩と本
1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73〜74年、インド・ネパールの聖地を1年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去。

高野 建三(たかの・けんぞう)〈1938-2012〉 写真
1938年、東京生まれ。建築写真やコマーシャル撮影のかたわら、アウトドアの世界を撮り続けた。フライフィッシングとアウトドア写真の草分けとして知られ、月刊雑誌などに数多くの写真を発表してきた。日本写真家協会会員。2012年8月、逝去。

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