まちの本棚だより

本棚くん

2016.11.8 【ブックレビュー】夏葉社の本 text by 本棚くん

先月10月に開催されていた「夏葉社フェア」
大好評のうちに終了いたしました。
みなさまお越しいただき誠にありがとうございます。

出版社を立ち上げ丁寧につくり上げた島田潤一郎さんの珠玉の本たち、
ひとりでも多くの人に届いてほしいと思いをこめて、
石巻まちの本棚運営スタッフでブックレビューを書いてポップにしていました。

ここではそのブックレビューを大公開しちゃいます!
気になる本があればぜひお近くの本屋さんにご用命ください!

小さなユリと
「小さなユリと」

黒田三郎の詩は、なんとも言えないやさしい言葉で書かれている。

父親である黒田と小さな娘ユリとの生活、そして病院にいる妻を見舞いにいく。
酒を飲み、小さなユリと暮らし、会社に遅く出社し、多くの勤め人が出勤したあとの落ち着いた住宅地を歩く。
そんな日常を過ごすことに、どこか申し訳なさや
恥ずかしさを感じた言葉。

孤独なのか幸福なのか、自己嫌悪なのか自己肯定なのか、様々な気持ちのあいだをゆれ動く感情。

それなのに言葉は穏やかだ。
そんな詩集を読んでいると自分自身も起伏があったとしても、私から発せられる言葉だけは穏やかでありたい。そして心穏やかに過ごしたいと思うのである。
(かつ)

レンブラントの帽子
「レンブラントの帽子」

日々の生活の中で,「あー,人間って何なんだろう 」と思うことがありませんか。

特に,何ともしようがないのが,自分。
うぬぼれや傲慢,妬みや懐疑心。そんな自分に気付いて,さらに落ち込んでしまうことも…。マラマッドが描き出した人物を見ていると,その暗い部分すら,愛おしく感じられてきます。

 夏葉社で最初に作られた本。この本が出版されるまでの島田さんの熱い思いと忘れがたい人達との出会いが,「あしたから出版社」(晶文社)にたっぷりと書かれています。本がこんなに心を込めて作られていくのかと驚かされます。まだの方は,そちらも合わせてどうぞ。         
(koma)

昔日の客
「昔日の客」

~残念ながら,その時代にいらっしゃれなかった皆様,父の魂が込められた,この1冊が「山王書房」でございます。
いつでも何度でもいらして下さい。~

息子さんが書かれたあとがきです。
文学者たちに愛された,東京の古本屋「山王書房」の店主関口氏の随筆集。

ここでは,親しくされた方との交流と別れが,風呂敷いっぱいの蜜柑やら,もぎとってはふところに入れた柿やら,落ち葉やどんぐりなどと一緒に豊かに語られています。

人とのあれこれに疲れたとき,何度でも開きたくなる美しい一冊です。

どれも好きだけど,「大山蓮華の花」と「洋服二題」がいちばん気に入っています。        
(koma)

ガケ書房の頃
「ガケ書房の頃」

京都の本屋さん「ガケ書房」店主の山下賢二さんの著書。(現在は移転を機に「ホホホ座」と改名)
山下さんの子供時代から「ガケ書房」を始めるまでの道のり、「ガケ書房」経営の毎日のこと、閉店、「ホホホ座」のことなどなど、これでもかというくらい正直に書かれています。
以前、本屋さんを営まれていたまちの本棚の大家さんは、「私にとっては、この本は『実用書』に思える」とおっしゃっていました。
この本に大いに刺激を受けながら、まちの本棚のお店番をしています。
(店長)

さよならのあとで
「さよならのあとで」

この本は1編の詩で構成されています。
発行人夏葉社の島田さんが、ひとり出版社を
たちあげるきっかけとなったと伺う、大切な従兄の突然の死。
叔父叔母のために何ができるか。そんな強い思いから、
この本はうまれた。。
もしかしたら、読むことに少しばかりの勇気がいる
かもしれません。私自身がそうでした。
読み終えて湧いてきた心もちをあらわすとするならば、
大切な人たちへの「一緒にいてくれてありがとう」でしょうか。
どうぞお手にとっていただければと思います。
(ゆめんぼ)

移動図書館ひまわり号
「移動図書館ひまわり号」

まだ「図書館」という建物が日本には一般的ではなかったころ、
東京日野市ではじまったたった1台の移動図書館は、日本中の図書館のあり方に影響を与えた。

日本の図書館の夜明けの物語。
この物語は、図書館だけではなく、すべての公共施設のための手探りの物語でもあるんだと思った。
今だからこそ、読んで欲しいそんな1冊。

夏葉社さんが復刊してくれなかったら出会うことのなかった本でもあります。
(かつ)

かつ

2016.9.27 【レポート】第4回いしのまき本の教室『「出版」にできること』 text by かつ

石巻まちの本棚で貸本部門にて、バツグンの貸出し回数を誇る本がある。
「あしたから出版社」(島田潤一郎著/晶文社)
この本はひとり出版社として活動する夏葉社の島田さんが、出版社を立ち上げるまでの経緯や葛藤を書いたものだ。その包み隠さない物語と本を出版するという仕事の一端を垣間見ることもでき面白く、読みやすさも手伝ってまちの本棚ではお客さんやスタッフ間でも話題の著書だ。

この本を読み、次々と話題の本を出版する夏葉社島田さんにはずっとお会いしてみたいと思っていた。
まちの本棚を共同運営する一箱本送り隊に島田さんを紹介してもらい。東京神楽坂でお会いしたのは8月のはじめ。
震災直後の石巻にもボランティアで訪れ、木の屋さんの泥に浸かった缶詰を洗った話しもしてくれた。
とても気さくな方だった。石巻に来ていただくことも快く承諾してくれて今回の「本の教室」は実現した。

今回のテーマは「出版」。石巻で本に関わる仕事を増やしたいという目標をかかげ開始した「いしのまき本の教室」にドンピシャなテーマである。参加者は20名ほど。前半は南陀楼綾繁さんを聞き手に迎えた島田さんのトーク。

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今回のテーマである出版に関して、夏葉社の仕事を通じて話してもらう。
驚きは島田さん自身本を読む事に関して、苦手意識があるらしい。
本は読むのには力がいるし、時間はかかるし、場所がいる。1ヶ月読んだ場合でも何が残るかわからない。と話す島田さんの言葉に共感した参加者も多いはずだ。
そんな島田さんだからこそ、多くの読者に支持されるような本づくりができているのだろうと妙に納得した。

「移動図書館ひまわり号」や「レンブランドの帽子」など話題の本を復刊するのも夏葉社の仕事のひとつ。
復刊は復刻とは違う。絶版になった本を当時の姿かたちのままそのまま出版することが復刻。
復刊は本の姿かたちを変える。場合によってはタイトルだって変えることもある。
島田さんはまず文字の組み方を変える。1ページあたりの文字数を減らすと読みやすくなるが、当然ページ数は増え本の価格にダイレクトに反映される。そのあたりの取捨選択が出版社の仕事だ。
出版社には旬を見極める力というものも重要で、何を夏葉社として「今」選んで出版するかも熟考するという。
復刊にあたり構成や章立てを変えたり短くして、文字数を減らすことだってあるのだそうだ。
出版にいたるまでの権利関係の整理や交渉、新しくつくる装丁の依頼や販路の確保も出版社の仕事だ。

第4回本の教室01

あらためて島田さんのやっていることを考えるとそれは編集の仕事でもあり、出版社の仕事でもあり、作家の仕事でもあったり営業の仕事でもあったりする。
本をつくるという仕事の川上から川下まで一貫して担っているような存在だ。
違うのは島田さん自身がひとりで川上から川下まで本の仕事を担うことで、体得した本づくりに対する解像度なんだと思う。
販売目標の冊数を、5年かけてどうやって売るのかを考え、全国の書店員たちの顔を浮かべながら出版する。
まだ見ぬ読者たちにどうやって届けるかを考えながら、この販売目標を達成する。
当然、取り次ぎは回らず書店という現場で働く担当者とひとりひとり会いにいくという営業スタイルだ。
そうした地道で丁寧な本づくりは、夏葉社という出版社の最大特徴であり、沢山の本好きたちを魅了している。

後半は参加者たちとのワークショップ。
「自分の理想の本」を1冊、参加者たちが持ち寄り紹介、次にその本が絶版になったという仮定で、20年後くらいの先の未来にどうやって復刊するかを考えた。
参加者たちはご家族の本棚からセレクトしたもの、ずっと思い入れがある本、こどもたちに読んで欲しい本など様々なジャンルの本を持ち寄っていた。

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本として美しい装丁に変化させたり、本のサイズを変えてみたり、
詩の編成を厳選し、ページ数を少なくしたりと様々なアイデアが飛び出した。
どれも夏葉社の本づくりに発想を島田さん自身もハッと気づかされることが多いと言っていたのが印象的だった。

モノとしての本が美しいということも、また本の内容と同じくらいに重要だと島田さんは言った。
本を出版し続けることのやりがいや、苦しさが伝わった内容だった。
かつて石巻には出版社が何社もあったようだ。まちの本棚のあるこの場所にかつてあった「たん書房」も書店でありながらも地域に関わる出版物の発行も手がけていた。
出版というなりわいは地域にとっては切っても切れない
先日なにかの取材に答えた時に「本力」なる言葉が口をついた、その時はなんだか勢いで言っちゃったなと思ったが、本が持っている不思議な縁をつなぐ力や、何かを後押しする力、そうした諸々の本がもつ力を総じて「本力」と言ってみたのだった。最近はそんな「本力」みたいなものはあるんだなと実感している。
本から力をもらった人は必ず本に対して恩返しをする。こうして本に関わる仕事は失くならないんじゃないかと思ったりしている。
苦しいながらもやりがいがある本を出版するという仕事。
石巻にもそんな仕事を引き受ける人たちが、自然とまた増えるといいなと強く思った「本の教室」だった。

(勝 邦義/石巻まちの本棚)

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第4回 いしのまき本の教室 
「出版」にできること
日時 2016年9月24日(土) 19:00-21:00(参加費1500円)
講師:島田潤一郎(夏葉社)
聞き手:南陀楼綾繁(ライター、石巻まちの本棚)

本棚くん

2016.7.30 【レポート】第5回石巻一箱古本市2016 text by 本棚くん

7月23日、まさに「一箱日和」といいたいような青空の下で「石巻一箱古本市」が開催されました。
今年は8個所の一箱スポットに32箱の出店。地元からの出店者も増えてきました。県外からの出店者も石巻での出店は何度目かという人がほとんど、「また来たよ!」「おひさしぶり〜」という空気に、自然に空気が和みます。
早いもので、石巻で開催されるのも5回目となりました。

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1回目の開催は2012年。石巻駅前から立町商店街をぬけてアイトピア通りまで、町なかに6カ所の一箱スポットを点在させました。町をひとつの本屋さんに見立てて、棚を見て歩くように本を探しながら、箱をのぞきながら石巻を歩く、という回遊型。これは元祖「一箱古本市」である東京谷根千地区で開催される不忍(しのばず)ブックストリートのシステムをそのまま移植したものでした。発案者の南陀楼綾繁さんがここ石巻でも中心になりプログラムを調整、不忍だけではなく、各地の助っ人経験者も石巻に入って当日の運営を担当しました。それ以来ここ石巻でも「本と町あるき」という回遊型のスタイルは続いています。

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初回はほかに、全国の一箱古本市関係者から寄せられた5000冊の本を運びこんでの「古本バザー」、焼きものの町・栃木県益子町の作家さんが格安で提供下さる器でコーヒーをいただく「益子珈琲隊」、「被災地としての益子を語る」というトーク企画も開催。「本のコミュニティスペースをつくる」というシンポジウムもあり、復興色が強いプログラムでした。
いま改めて出店者リストを見てみると、今回も出店されているお名前がたくさんありました。まさに5年目につながる動きがここから始まっていたことを感じて、ちょっと胸が熱くなりました。

当日はお天気にも恵まれてお客さまの出だしは好調、11時の開店前からマップを手に会場を目指して足早に歩く人の姿もありました。去年もおととしも見かけたおじいちゃんとお孫さんのコンビ、店主に顔見知りを見つけて話し込む人、並んだ本のラインナップを見て「あ! 去年も出てましたよね?」と再会を喜ぶ人。そんなシーンがいたるところで繰り広げられていました。
今回、箱を巡っていて、ひと箱ひと箱の個性が際立って、一箱古本市としての奥行きがましてきていると感じました。全国の一箱古本市を渡り歩く猛者も何人も出店しており、さすがのラインナップには自然に手がのびます。様子が分からないままはじめて出店した店主さんも、その場でベテランのやり方を吸収して「次はこうしよう」と新しいビジョンを語りはじめる方もいました。こういうところもオープンな一箱古本市の魅力だと思います。おみくじを作ったり、自分で絵を描いたオリジナルカバーをつけて販売したり、手作り雑貨を並べたり、「一箱」という制約をどこまで広げて本を並べられるかに知恵を絞ったり、それぞれに工夫して楽しみ方を見つた店主さんがぐっと増えた印象もありました。結果、一箱ごとの滞在時間がおのずと長くなって、店主さんとのおしゃべりも楽しい。そして気がつくと、1冊また1冊と本を手に取っていました。今回は買いすぎを牽制してあえて手ぶらで歩き始めたのですが(手に持てる以上の本は買わない作戦)あっという間にその作戦は崩壊、ある店主さんから本と一緒にトートバッグを購入して、気がつけばそれもパンパンになるほど本。レポートするために回りはじめたのに、すっかりお客の一人として一箱古本市を堪能していました。

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去年からの大きな違いと感じたことは、石巻からの出店者さんたちの箱がぐっと面白くなっていたという点です。理由として、6月に「石巻まちの本棚」で開催した「いしのまき本の教室」の影響が大きかったのではないでしょうか。講師の「古書水の森」(仙台)上野好之さんのお話をヒントに、自分の「一箱」を「店舗」と捉える感覚で一箱を用意した人が確実に増えたようです。「手元にある本を出す」だけでなく「何を選んで、どう見せるのか」を考えて、さらに「値付けにもメリハリをつけ」、「『ちゃんとわかってくれる人に買ってほしい』という勝負本をつくる」などなどを実践。戦略的に本を出すことで売れ行きが変わることを体験した人が何人もいたようです。古本の場合、値付けもひとつのメッセージになるのですよね。そう考えれば、1冊の本を手渡すことは確かにコミュニケーションです。売り上げの冊数や金額だけでない「思いが伝わる」実感、対話がより濃密になる楽しさ。そこに気がつくと、一箱古本市の面白さは倍増します。そういう動きが地元の出店者さんたちの中から起こってきたことが、今回の何よりの収穫。ワクワクしました。

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5回目を数え、一箱古本市が純粋に本を楽しむイベントとして石巻の町に定着してきたことを実感しています。私たちが「まちの本棚」を運営しているのも、一箱古本市を企画しているのも、「本はやっぱり楽しい」という思いをたくさんの人たちと共有したいからです。そして「本の楽しみ方」にルールはないと教えてもらえるのも、一箱古本市の楽しみです。
来年も一箱古本市で会いましょう!
(一箱本送り隊 隊長 丹治史彦)

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本棚くん

2016.7.11 【お知らせ】石巻一箱古本市2016店主発表!! text by 本棚くん

石巻一箱古本市2016 in STAND UP WEEKの一箱店主と出店場所が発表されました。
各店主の紹介と、出店場所は以下のとおりです。

【リーガルシューズ 会場】
☆ションボリ~books(ションボリーブックス)
3度目の参加です。今年はどうする??どうなる??

☆かまねこ文庫
(カマネコブンコ)
今回4度目の出店です。毎年変わっていく石巻、今年はどういう風にパワーアップしたかしら。
第二の故郷のように思っています。石巻のみなさんにお会いするのがとても楽しみです。
ツイッター→@kamanekobunko

【立町復興ふれあい商店街 会場】
☆古書 但文庫(コショ タダシブンコ)
初めての参加です。日本文学を中心とした、古書やポスターをお持ちします。

☆茶瑠古堂(チャルコドウ)
今年から一箱古本市出店にはまって、今回4回目となります。その時々のテーマを設定していましたが、今回は個人的に大好きな映画と古典芸能本をどどーんと出せれば良いなぁと思いつつ準備します!Twitter: https://twitter.com/bura_charu_co

☆くものす洞(クモノスドウ)
5年連続で参加させていただきます!
今年は、読み終えたオススメ本に加え、実家で古本化してしまった80年代の「宝島」や当時のマンガ専門誌なども持って行きます。

☆散歩堂 (サンポドウ)
震災の翌年から毎年川開きに来ておりました。今年は1日が平日で断念、それでようやく一箱古本市に参加出来ます!
角を曲がれば散歩の始まり、箱をのぞけば、そこからも散歩の始まりです。東京や大阪の散歩本や映画関連本、画集を持っていきますよ。Twitter → @sampodow

☆鈴路堂(スズロドウ)
本と本に関連する雑貨など。万屋です!

☆よたか堂(ヨタカドウ) 
本に自分で絵を描いた表紙をつけて並べます。

☆パナけいブックす。(パナケイブックス。) 
今年は、お料理と食べ歩き、紀行文ものの特集です。

☆ブック・アンド・カゴ屋
母と出店します。わたしの古本と母の手作り雑貨を販売します。

【富貴丁公園 会場】
☆お山のおこげ書房(オヤマノオコゲショボウ)
犬のおこげさん、飼い主の天野さんが隠し持っている猫の本を、こっそり売りに出します。
『お山のおこげ書房』では、U.C.Pお山さんが創るアップサイクル・プロダクツ、おこげさんのオリジナルブックやグッズ、天野さんの猫の本・文庫本・デザイン雑誌などなどを販売予定です。
お山さん+おこげさんコンビでお店番をしますので、覗きに来てくださいね♪HP:https://ucp.thebase.in/

☆RAINBOWBOOKS(レインボーブックス)
絵本や見て楽しい本を連れて行きます。何年かの間に少しずつ変わっていく石巻の町並みと、常連のお客様や新しい客さまに会えることを楽しみにしています。

☆あんちょび堂(アンチョビドウ)
東京から参加する、女ふたりの店です。今年5月、東京・不忍通りでの一箱古本市をきっかけに初めて石巻を訪ね、「まちの本棚」に行き着き、まちにもすごく心ひかれました。それでご縁を感じて今回、一箱古本市に参加します。一日お店を広げたら、どんな出会いがあるでしょうか。名刺代わりの本は、小説、エッセイ、旅もの、歴史、犬・猫など…の予定です(プラス、小物を少し)。どしどし声をかけてください。

【高橋園茶舗 会場】
☆ちのり文庫(チノリブンコ) 
鎌倉と京都に住む2人によるこわいもの好きユニットです。
昨年に引きつづき、今年も参ります。怪談などのこわい本、
こわいマンガ、こわいオリジナルグッズなどこわいものだけ
ご用意してお待ちしています。
お買い上げの方に特製怪談パズル差し上げます(^ ^)^ ^)背後霊
HP:www.chinoribunko.com

☆古本よあけ(フルホンヨアケ)
早いもので5年目ですね。個人的な絵本ブームがまだまだ続いていますので、持っていく本は、主に絵本や児童書になりそうです。それ以外の意外な本も少し混ぜてみたいと思いますので、皆さんぜひ覗いてみてください。今回の遠征では、仙台は荒井駅に隣接する3.11メモリアル交流館も訪れたいな。
HP:https://twitter.com/oldbooks_yoake

【商工会議所横 会場】
☆一箱堂(ヒトハコドウ)
今年は文庫サイズでばっちり。
古くて新しい そして感動の児童文学から新刊本まで100円~のおたのしみ。

☆一箱堂2号店(ヒトハコドウ2ゴウテン)
昨年は表彰して頂き、とても光栄な店主になれました。
今年は品揃え等、自信はありませんが“古本と古い女店主の組み合わせバッチシ”を売りの出店ですので、確認の意味でも?チョコット寄って見てけらいん!

☆出張ゴールデンナイター(シュッチョウゴールデンナイター)  
PR 音楽と野球が好きな人の本棚です。
HP: http://almosteveryday.hatenablog.com

☆цирк(ツィルク)
 
科学から小説まで幅広い分野を網羅した品揃え。絵地図・小物も販売します。

☆ちんじゅう(チンジュウ)
今年で4回目の登場です。今回は,いつもの2人にもう1人,さらに強者のTAKEさんのコレクションも加わり,人生を楽しむための本やら,何やら‥‥を見にいらしてください。

☆鉄塔文庫(テットウブンコ) 
仙台市青葉区一番町、古本のある小さな酒場、鉄塔文庫です。第1回から5度目の石巻出店。この5年間のうちにちょっとずつ石巻在住の友人も増え、石巻のまちと古本市がもたらしてくれた縁に感謝しています。今年ものんびりお待ちしてます。
Facebook:鉄塔文庫と検索

☆海底書庫(カイテイショコ) 
ファンタジー、ミステリーなどの小説一般、コミックのほか、粘土細工のミニオブジェを展示します。

【IRORI石巻 会場】
☆たゆ文庫(タユブンコ) 
初めて参加させていただきます。「昭和が好き!」にこだわります。かつて、港町石巻に多くあった映画館では、多くのスターが輝いていました。映画・芸能関係書籍・パンフレット・映画ポスター・漫画等懐かし好きにはたまらない店にしたいです。もちろん幅広いジャンルの本も。ワンコイン文庫を出品予定です。

☆積ん読屋(ツンドクヤ)  
ジャンルにとらわれない面白そうな本を並べます。お客さんに素通りさせません。頑張ります

【かめ七呉服店 会場】
☆出張筋トレ@石巻(シュッチョウキントレ@イシノマキ) 
今年発売になりました拙著16種類を格安で販売いたします!ご希望があれば、本にサインもいたします。
HP:http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

☆マッシュとメガネ(マッシュトメガネ) 
こんにちは!マッシュとメガネです!!イラスト担当のマッシュと手作り雑貨担当のメガネの2人組です。私たちは今回“本と家”というテーマで出店します!!きちんとしたイベントに参加するのは初めてですが、どうか温かい目で見守りつつ、ブースに足をはこんでいただけると幸いです。

☆書肆落花生(ショシ ラッカセイ) 
貝殻と古本並ぶ海の家 − こんにちは、書肆落花生です。今年のテーマは「俳句」です。今回の古本市に合わせてネット上で句会を開催いたします。詳しくはブログをご覧下さい。昨年同様、本好きの方から戴いたおすすめの本の出品や、仙台柳生和紙の葉書・封筒などを扱うほか、俳句や東北に関連した新聞記事のスクラップブックを展示させていただきます。今年も本の目利き、地元石巻の皆さん、及び一箱店主の方々とお会いするのを楽しみにしています。
ブログ:http://otsueno.blogspot.jp/

☆橋子堂(バシコドウ)
初出店になります、橋子堂と申します。当店では、「本の本」を中心に取り揃えております。アクセサリー等の雑貨も少しだけ。
お買い上げいただいた方にはノベルティも用意する予定ですので、よろしければ覘いていってください。宜しくお願いいたします!

【橋通りCOMMON 会場】
☆書局やさぐれ(ショキョクヤサグレ)
初回から参加しておりますが、今年は石巻が唯一の一箱参加となります。小説や随筆などの読み物中心の品揃えに加え、今年も台湾旅行で見つけた何かをいくつか販売致します。

☆みちのく書房(ミチノクショボウ)
東北の関連本を多く提供。リオデジャネイロ五輪に合わせブラジル・南米の本も取りそろえています。

☆熊猫屋(パンダヤ)
お料理の本とファミコンのカセットを出す予定です。よろしくお願いします!

☆ばったりたおれ屋(バッタリタオレヤ)
写真集、アートブック、暮らし・雑貨関連、絵本など 手作りぬいぐるみもあるよ
Twitter:https//twitter.com/battaritaoreya

猫九

2016.6.28 【レポート】第3回いしのまき本の教室「これからの本屋のしごと」 text by 猫九

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当日直前まで、予約が少なくちょっとハラハラしましたが、実際に古本屋さんを始めるという方、なんか面白そうだからという方など総勢20名くらいの方が参加してくださいました。

まずは自己紹介からお話いただき、なぜ本の世界に興味を持ったのかをお聞きしました。
拾った雑誌がきっかけで本の面白さに目覚めたという上野さん。
まったく興味がない雑誌だったそうですが何気なくパラパラめくっているうちに、カッコいい!と感じる写真ページに遭遇。自分の知らない世界を教えてくれるところに惹かれたそうです。

そして最初は公務員だったという上野さんが、なぜ本を売る仕事をするようになったか、「古書水の森」オープンまでのお話へ。
東京で公務員をしていましたが、自分には合わないと感じ仕事を辞め、仙台にもどってきたのが20代半ばのこと。
最初は、レコードやCD、音楽に関する本をヤフオクやアマゾンに出品してみたところ面白いように売れたそう。
それから、放浪しながら仕入れては売る、という生活をしばらく続ける日々の中、生活拠点を構えたいと思うようになり仙台に落ち着く。
その後地元の先輩と組んだり、放浪したり、また人と組んで別れてを経て、本格的に古書組合に入り2014年3月「古書 水の森」開業に至ったそうです。

上野節がさく裂する中、南陀楼綾繁さんに軌道修正していただき具体的なしごとのお話に。
・火曜日と金曜日が集荷日。土、日は仕入れに東京へ。
・午前中は朝イチで東京のフリーマーケットを物色→10~11時~ 古本屋めぐり
一度の仕入れで段ボール5~10箱になるそうです。

~上野さんの本の仕入れのルール~
・せどり(掘り出しものを販売して利益を稼ぐこと)して出たもうけ分は本を買ったところで使う。
・得意分野の本だけでなく、広い分野の本を扱う。相場などわからない本はよく調べる。
・戦いにいくつもりで、真剣勝負で行く!
・競りの時は、攻めるけれど火傷しない程度に、という冷静な目を持つ
・好きな言葉「今も戦国時代だけど、殺されないだけマシ」
古書組合の先輩が話していたそうで、不安な時や迷った時にその言葉を思い出すと勇気が出るそうです。

対面販売と違って少ない情報だけで販売されるオンラインでは、どういうことに気を付けるのか?情報の出し方は?という質問には、
気を付けているのは、古本に慣れていない人もいるので、状態はちょっと悪く書くこと。
本人の意識では、「オンラインだから」ということはなく、実店舗で売っていると同じ感覚なのだそうです。

トークの後は「値付けワークショップ」です。
参加者お一人2冊をまちの本棚の蔵書から選んでいただき、それぞれの感覚で値段をつけて発表し、上野さんにコメントをいただくというものです。
お一人お一人の本の解説と、付けた値段の理由を聞かせてもらうとどの値段も納得してしまい、上野さんも感激されていました。
ここで選んだ本は、そのまままちの本棚で販売されます。一箱古本市の出店の面白さも体験できるワークショップになったと思います。

上野さんのちょっとユルそうな話し方にうっかりしてしまいますが、仕入れの時の挑む姿勢から、「好き」や「趣味」ではできない仕事だと知らされつつも、本に対する愛情を根底に感じるお話で、まちの本棚のスタッフとしても刺激をいただいた「本の教室」でした。
(店長)

本の教室・トーク 本の教室・ワークショップ

第3回 いしのまき本の教室  
「これからの本屋のしごと」
日時:2016年6月25日(土)18:30-20:00
講師:上野好之さん(古書 水の森)  
聞き手:勝邦義さん(石巻まちの本棚)

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