まちの本棚だより

カテゴリー:お知らせ

2017.1.23 まちの本棚新聞1月号発行 text by 本棚くん

石巻まちの本棚新聞1月号が発行されました。
1月29日にはフリーマーケットも開催します!
ぜひともお越しください。

2016.11.14 まちの本棚新聞第2号発行!(2016年11月号) text by 本棚くん

先月より発行をスタートした石巻まちの本棚による「まちの本棚新聞」第2号が発行されました!
スタッフのひろぴーが手書きで仕上げてくれました。素敵です!

今月も盛りだくさんのイベントがあったり、
石巻まちの本棚にゆかりのあるあの人が、仲間を引き連れてライブハウスに殴り込み(笑)にきたり、楽しみです。
今後も本のまわりをとりまくさまざまなコトで、まちを編集していきますよ!

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2016.7.30 【レポート】第5回石巻一箱古本市2016 text by 本棚くん

7月23日、まさに「一箱日和」といいたいような青空の下で「石巻一箱古本市」が開催されました。
今年は8個所の一箱スポットに32箱の出店。地元からの出店者も増えてきました。県外からの出店者も石巻での出店は何度目かという人がほとんど、「また来たよ!」「おひさしぶり〜」という空気に、自然に空気が和みます。
早いもので、石巻で開催されるのも5回目となりました。

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1回目の開催は2012年。石巻駅前から立町商店街をぬけてアイトピア通りまで、町なかに6カ所の一箱スポットを点在させました。町をひとつの本屋さんに見立てて、棚を見て歩くように本を探しながら、箱をのぞきながら石巻を歩く、という回遊型。これは元祖「一箱古本市」である東京谷根千地区で開催される不忍(しのばず)ブックストリートのシステムをそのまま移植したものでした。発案者の南陀楼綾繁さんがここ石巻でも中心になりプログラムを調整、不忍だけではなく、各地の助っ人経験者も石巻に入って当日の運営を担当しました。それ以来ここ石巻でも「本と町あるき」という回遊型のスタイルは続いています。

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初回はほかに、全国の一箱古本市関係者から寄せられた5000冊の本を運びこんでの「古本バザー」、焼きものの町・栃木県益子町の作家さんが格安で提供下さる器でコーヒーをいただく「益子珈琲隊」、「被災地としての益子を語る」というトーク企画も開催。「本のコミュニティスペースをつくる」というシンポジウムもあり、復興色が強いプログラムでした。
いま改めて出店者リストを見てみると、今回も出店されているお名前がたくさんありました。まさに5年目につながる動きがここから始まっていたことを感じて、ちょっと胸が熱くなりました。

当日はお天気にも恵まれてお客さまの出だしは好調、11時の開店前からマップを手に会場を目指して足早に歩く人の姿もありました。去年もおととしも見かけたおじいちゃんとお孫さんのコンビ、店主に顔見知りを見つけて話し込む人、並んだ本のラインナップを見て「あ! 去年も出てましたよね?」と再会を喜ぶ人。そんなシーンがいたるところで繰り広げられていました。
今回、箱を巡っていて、ひと箱ひと箱の個性が際立って、一箱古本市としての奥行きがましてきていると感じました。全国の一箱古本市を渡り歩く猛者も何人も出店しており、さすがのラインナップには自然に手がのびます。様子が分からないままはじめて出店した店主さんも、その場でベテランのやり方を吸収して「次はこうしよう」と新しいビジョンを語りはじめる方もいました。こういうところもオープンな一箱古本市の魅力だと思います。おみくじを作ったり、自分で絵を描いたオリジナルカバーをつけて販売したり、手作り雑貨を並べたり、「一箱」という制約をどこまで広げて本を並べられるかに知恵を絞ったり、それぞれに工夫して楽しみ方を見つた店主さんがぐっと増えた印象もありました。結果、一箱ごとの滞在時間がおのずと長くなって、店主さんとのおしゃべりも楽しい。そして気がつくと、1冊また1冊と本を手に取っていました。今回は買いすぎを牽制してあえて手ぶらで歩き始めたのですが(手に持てる以上の本は買わない作戦)あっという間にその作戦は崩壊、ある店主さんから本と一緒にトートバッグを購入して、気がつけばそれもパンパンになるほど本。レポートするために回りはじめたのに、すっかりお客の一人として一箱古本市を堪能していました。

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去年からの大きな違いと感じたことは、石巻からの出店者さんたちの箱がぐっと面白くなっていたという点です。理由として、6月に「石巻まちの本棚」で開催した「いしのまき本の教室」の影響が大きかったのではないでしょうか。講師の「古書水の森」(仙台)上野好之さんのお話をヒントに、自分の「一箱」を「店舗」と捉える感覚で一箱を用意した人が確実に増えたようです。「手元にある本を出す」だけでなく「何を選んで、どう見せるのか」を考えて、さらに「値付けにもメリハリをつけ」、「『ちゃんとわかってくれる人に買ってほしい』という勝負本をつくる」などなどを実践。戦略的に本を出すことで売れ行きが変わることを体験した人が何人もいたようです。古本の場合、値付けもひとつのメッセージになるのですよね。そう考えれば、1冊の本を手渡すことは確かにコミュニケーションです。売り上げの冊数や金額だけでない「思いが伝わる」実感、対話がより濃密になる楽しさ。そこに気がつくと、一箱古本市の面白さは倍増します。そういう動きが地元の出店者さんたちの中から起こってきたことが、今回の何よりの収穫。ワクワクしました。

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5回目を数え、一箱古本市が純粋に本を楽しむイベントとして石巻の町に定着してきたことを実感しています。私たちが「まちの本棚」を運営しているのも、一箱古本市を企画しているのも、「本はやっぱり楽しい」という思いをたくさんの人たちと共有したいからです。そして「本の楽しみ方」にルールはないと教えてもらえるのも、一箱古本市の楽しみです。
来年も一箱古本市で会いましょう!
(一箱本送り隊 隊長 丹治史彦)

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2016.7.11 【お知らせ】石巻一箱古本市2016店主発表!! text by 本棚くん

石巻一箱古本市2016 in STAND UP WEEKの一箱店主と出店場所が発表されました。
各店主の紹介と、出店場所は以下のとおりです。

【リーガルシューズ 会場】
☆ションボリ~books(ションボリーブックス)
3度目の参加です。今年はどうする??どうなる??

☆かまねこ文庫
(カマネコブンコ)
今回4度目の出店です。毎年変わっていく石巻、今年はどういう風にパワーアップしたかしら。
第二の故郷のように思っています。石巻のみなさんにお会いするのがとても楽しみです。
ツイッター→@kamanekobunko

【立町復興ふれあい商店街 会場】
☆古書 但文庫(コショ タダシブンコ)
初めての参加です。日本文学を中心とした、古書やポスターをお持ちします。

☆茶瑠古堂(チャルコドウ)
今年から一箱古本市出店にはまって、今回4回目となります。その時々のテーマを設定していましたが、今回は個人的に大好きな映画と古典芸能本をどどーんと出せれば良いなぁと思いつつ準備します!Twitter: https://twitter.com/bura_charu_co

☆くものす洞(クモノスドウ)
5年連続で参加させていただきます!
今年は、読み終えたオススメ本に加え、実家で古本化してしまった80年代の「宝島」や当時のマンガ専門誌なども持って行きます。

☆散歩堂 (サンポドウ)
震災の翌年から毎年川開きに来ておりました。今年は1日が平日で断念、それでようやく一箱古本市に参加出来ます!
角を曲がれば散歩の始まり、箱をのぞけば、そこからも散歩の始まりです。東京や大阪の散歩本や映画関連本、画集を持っていきますよ。Twitter → @sampodow

☆鈴路堂(スズロドウ)
本と本に関連する雑貨など。万屋です!

☆よたか堂(ヨタカドウ) 
本に自分で絵を描いた表紙をつけて並べます。

☆パナけいブックす。(パナケイブックス。) 
今年は、お料理と食べ歩き、紀行文ものの特集です。

☆ブック・アンド・カゴ屋
母と出店します。わたしの古本と母の手作り雑貨を販売します。

【富貴丁公園 会場】
☆お山のおこげ書房(オヤマノオコゲショボウ)
犬のおこげさん、飼い主の天野さんが隠し持っている猫の本を、こっそり売りに出します。
『お山のおこげ書房』では、U.C.Pお山さんが創るアップサイクル・プロダクツ、おこげさんのオリジナルブックやグッズ、天野さんの猫の本・文庫本・デザイン雑誌などなどを販売予定です。
お山さん+おこげさんコンビでお店番をしますので、覗きに来てくださいね♪HP:https://ucp.thebase.in/

☆RAINBOWBOOKS(レインボーブックス)
絵本や見て楽しい本を連れて行きます。何年かの間に少しずつ変わっていく石巻の町並みと、常連のお客様や新しい客さまに会えることを楽しみにしています。

☆あんちょび堂(アンチョビドウ)
東京から参加する、女ふたりの店です。今年5月、東京・不忍通りでの一箱古本市をきっかけに初めて石巻を訪ね、「まちの本棚」に行き着き、まちにもすごく心ひかれました。それでご縁を感じて今回、一箱古本市に参加します。一日お店を広げたら、どんな出会いがあるでしょうか。名刺代わりの本は、小説、エッセイ、旅もの、歴史、犬・猫など…の予定です(プラス、小物を少し)。どしどし声をかけてください。

【高橋園茶舗 会場】
☆ちのり文庫(チノリブンコ) 
鎌倉と京都に住む2人によるこわいもの好きユニットです。
昨年に引きつづき、今年も参ります。怪談などのこわい本、
こわいマンガ、こわいオリジナルグッズなどこわいものだけ
ご用意してお待ちしています。
お買い上げの方に特製怪談パズル差し上げます(^ ^)^ ^)背後霊
HP:www.chinoribunko.com

☆古本よあけ(フルホンヨアケ)
早いもので5年目ですね。個人的な絵本ブームがまだまだ続いていますので、持っていく本は、主に絵本や児童書になりそうです。それ以外の意外な本も少し混ぜてみたいと思いますので、皆さんぜひ覗いてみてください。今回の遠征では、仙台は荒井駅に隣接する3.11メモリアル交流館も訪れたいな。
HP:https://twitter.com/oldbooks_yoake

【商工会議所横 会場】
☆一箱堂(ヒトハコドウ)
今年は文庫サイズでばっちり。
古くて新しい そして感動の児童文学から新刊本まで100円~のおたのしみ。

☆一箱堂2号店(ヒトハコドウ2ゴウテン)
昨年は表彰して頂き、とても光栄な店主になれました。
今年は品揃え等、自信はありませんが“古本と古い女店主の組み合わせバッチシ”を売りの出店ですので、確認の意味でも?チョコット寄って見てけらいん!

☆出張ゴールデンナイター(シュッチョウゴールデンナイター)  
PR 音楽と野球が好きな人の本棚です。
HP: http://almosteveryday.hatenablog.com

☆цирк(ツィルク)
 
科学から小説まで幅広い分野を網羅した品揃え。絵地図・小物も販売します。

☆ちんじゅう(チンジュウ)
今年で4回目の登場です。今回は,いつもの2人にもう1人,さらに強者のTAKEさんのコレクションも加わり,人生を楽しむための本やら,何やら‥‥を見にいらしてください。

☆鉄塔文庫(テットウブンコ) 
仙台市青葉区一番町、古本のある小さな酒場、鉄塔文庫です。第1回から5度目の石巻出店。この5年間のうちにちょっとずつ石巻在住の友人も増え、石巻のまちと古本市がもたらしてくれた縁に感謝しています。今年ものんびりお待ちしてます。
Facebook:鉄塔文庫と検索

☆海底書庫(カイテイショコ) 
ファンタジー、ミステリーなどの小説一般、コミックのほか、粘土細工のミニオブジェを展示します。

【IRORI石巻 会場】
☆たゆ文庫(タユブンコ) 
初めて参加させていただきます。「昭和が好き!」にこだわります。かつて、港町石巻に多くあった映画館では、多くのスターが輝いていました。映画・芸能関係書籍・パンフレット・映画ポスター・漫画等懐かし好きにはたまらない店にしたいです。もちろん幅広いジャンルの本も。ワンコイン文庫を出品予定です。

☆積ん読屋(ツンドクヤ)  
ジャンルにとらわれない面白そうな本を並べます。お客さんに素通りさせません。頑張ります

【かめ七呉服店 会場】
☆出張筋トレ@石巻(シュッチョウキントレ@イシノマキ) 
今年発売になりました拙著16種類を格安で販売いたします!ご希望があれば、本にサインもいたします。
HP:http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

☆マッシュとメガネ(マッシュトメガネ) 
こんにちは!マッシュとメガネです!!イラスト担当のマッシュと手作り雑貨担当のメガネの2人組です。私たちは今回“本と家”というテーマで出店します!!きちんとしたイベントに参加するのは初めてですが、どうか温かい目で見守りつつ、ブースに足をはこんでいただけると幸いです。

☆書肆落花生(ショシ ラッカセイ) 
貝殻と古本並ぶ海の家 − こんにちは、書肆落花生です。今年のテーマは「俳句」です。今回の古本市に合わせてネット上で句会を開催いたします。詳しくはブログをご覧下さい。昨年同様、本好きの方から戴いたおすすめの本の出品や、仙台柳生和紙の葉書・封筒などを扱うほか、俳句や東北に関連した新聞記事のスクラップブックを展示させていただきます。今年も本の目利き、地元石巻の皆さん、及び一箱店主の方々とお会いするのを楽しみにしています。
ブログ:http://otsueno.blogspot.jp/

☆橋子堂(バシコドウ)
初出店になります、橋子堂と申します。当店では、「本の本」を中心に取り揃えております。アクセサリー等の雑貨も少しだけ。
お買い上げいただいた方にはノベルティも用意する予定ですので、よろしければ覘いていってください。宜しくお願いいたします!

【橋通りCOMMON 会場】
☆書局やさぐれ(ショキョクヤサグレ)
初回から参加しておりますが、今年は石巻が唯一の一箱参加となります。小説や随筆などの読み物中心の品揃えに加え、今年も台湾旅行で見つけた何かをいくつか販売致します。

☆みちのく書房(ミチノクショボウ)
東北の関連本を多く提供。リオデジャネイロ五輪に合わせブラジル・南米の本も取りそろえています。

☆熊猫屋(パンダヤ)
お料理の本とファミコンのカセットを出す予定です。よろしくお願いします!

☆ばったりたおれ屋(バッタリタオレヤ)
写真集、アートブック、暮らし・雑貨関連、絵本など 手作りぬいぐるみもあるよ
Twitter:https//twitter.com/battaritaoreya

2016.1.2 あけましておめでとうございます。 text by 本棚くん

前年は皆様にお越しいただきまことにありがとうございました。
新しくはじめた「いしのまき本の教室」や松野屋さん、エフスタイル+北書店による展示販売は非常に好評で、連日多くのお客様にお越しいただいた昨年でした。ものづくりのワークショップや夜の月を探しての闇あるきもしました。
今年も石巻の本や出版文化に対して寄与できるよう精進していきたいと存じます。

新年は1月9日(土)より営業を開始します。本年も何卒よろしくお願いします。

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2015.9.15 マイクロ・ライブラリーサミット2015に出場します。 text by 本棚くん

今年で3回目となるマイクロ・ライブラリーサミット。全国各地から本をめぐる小さな施設図書館や本のスペースが大阪に揃います。
そのマイクロライブラリーサミットに石巻まちの本棚も今回出場をすることになりました。
今年のテーマは、「つながる輪〜コミュニティと本と人との新しい関係を探る」。
公共図書館や個性的な書店も取り組みを披露します。
まちの本棚は活動は発表すると同時に、「地域の交流を育むライブラリー」としてまちの本の拠点としてまちに対して果たす役割やこれからの可能性をディスカッションします。お近くの方は是非ともお越し下さい。

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マイクロ・ライブラリーサミット2015

~つながる輪〜コミュニティと本と人との新しい関係を探る~

日時:10月3日(土)10:00〜18:00
参加費:無料(要申込/交流パーティーは別途参加費徴収します)
定員:200名
会場:I-siteなんば(大阪府立大学)
(大阪市浪速区敷津東2-1-41南海なんば第1ビル2F・3F)
主催:マイクロ・ライブラリーサミット2015実行委員会
共催:公立大学法人大阪府立大学
後援:一般財団法人森記念財団、大阪府立大学観光産業戦略研究所、
協賛:南海電気鉄道株式会社

2015.7.23 詩の朗読ライブ開催! 石巻一箱古本市2015 in STAND UP WEEEK text by 本棚くん

7月25日(土)に開催される石巻一箱古本市2015 in STAND UP WEEEKにて詩の朗読ライブを開催します。
出演はBOOK BOOK Sendaiの代表でもある詩人の武田こうじさん、音楽は佐藤知里さん。
14時から開催します。一箱古本市の会場でもある寿町通りパナックけいていにお集りください。

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☆詩の朗読ライブ
詩人 武田こうじ(朗読) 佐藤知里(音楽)
日時:25日(土) 14:00~
場所:パナックけいてい
入場:無料

2015.4.29 【ココが魅力その2】5/9いしのまき本の教室 ブックカフェのはじめかた text by 本棚くん

【5/9開催 ブックカフェのはじめかた】 

ブックカフェとはどういうお店でしょうか?
「本とコーヒー。そのふたつがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所。それが『ブックカフェ』である。だが一口に『ブックカフェ』といっても、その形態はさまざまだ。本屋さんの一角にカフェがあり、買った本をすぐその場で読むことができる店もあれば、棚にある蔵書の中から好きなものを取り出して読める、私設図書館のようなところもある。さらに個人オーナーが開いた店ならば、『ブックカフェの数だけ、スタイルがある』と言ってもいいくらい、そのかたちは少しずつ異なってくる」
(矢部智子・今井京助『ブックカフェものがたり』幻戯書房、2005)

おおざっぱに言って、2000年代に入ってから、「ブックカフェ」という呼び名を耳にするようになりました。「マンガ喫茶」のように店内に本や雑誌を置く喫茶店は以前からあるのですが、本が店内の主役であり、ディスプレイにもなっているようカフェは、この頃から増えていきました。大手書店が店内にカフェを設けたことも、ブックカフェ・ブームの呼び水になったと言えます。
今回の「ブックカフェのはじめかた」講座で、講師を務めてくださる前野久美子さんは、さまざまな職業を経て、ご主人の前野健一さんと2000年に仙台で〈book cafe火星の庭〉を開きました。古本とカフェという、業態の異なるふたつをバランスを取りながら経営しています。15年続いているブックカフェは、全国的に見てもまだ少ないはずです。

前野さんの編著『ブックカフェのある街』(仙台文庫)には、店をはじめるまでの経緯や、開店準備のあれこれ、店を続けていくために必要なことが書かれています。また、店でのイベントが発展して、「Book! Book! Sendai」というブックイベントがはじまり、仙台の街で本に関わる人たちがさまざまなアクションを起こす様子も、同書で判ります。石巻まちの本棚でも販売しているので、ぜひお手に取ってみてください。
今回の講座は、ブックカフェはもちろん、「いつかは自分の店を持ちたい」という夢をお持ちの方にとって、多くの事例と豊富な経験を元に学ぶことができる、いい機会だと思います。

また、店を持ちたいという希望はなくても、ブックカフェという業態や、古本屋、カフェそれぞれの愛好者にとっても、興味深い場になると思います。仙台や石巻の一箱古本市に参加したことのある方も歓迎です。お気軽にご参加ください!

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2015.4.23 【ココが魅力その1】5/9 いしのまき本の教室 「ブックカフェのはじめかた」 text by 本棚くん

5月9日(土)開催の「ブックカフェのはじめかた」は、こんな風に進行します。

前半は、講師の前野久美子さんのお店である〈book cafe火星の庭〉や、前野さんが訪れたブックカフェ(ニューヨーク、台湾もふくめ)を例に、ブックカフェについてのレクチャーをしていただきます。

後半では、参加者に自分がやりたいブックカフェの構想(お店のレイアウト、カフェメニューなど)をシートに記入して発表(参加者同士で見せ合えるように並べて見る)します。最後に、参加者が持参してもらった本の値付けを体験します。
参加される方は、「自分がブックカフェをひらいたとき、本棚に並べたい本」を1冊持参してください。この本を使って、模擬値付け体験をしますのでお願いします。

この講座に参加すれば、ブックカフェとはどういう仕事か、店を始めるためにはどんな準備が必要かが分かります。「いつかは自分の店を持ちたい」と夢見ている方には、最適の機会です。
また、カフェが好きな方、古本屋さんが好きな方も、歓迎です。この講座に参加して、最近の傾向を知ると、次からお店に通うのがもっと楽しくなるはずです!
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2015.2.18 販売開始のお知らせ「石巻四次元横丁の手引き」 text by 本棚くん

アイトピア通りに開設された「日和アートセンター」から石巻まち中への熱い思いを込めて製作された「石巻四次元横丁の手引き」を,石巻まちの本棚でも販売させていただくことになりました。みなさんに手に取っていただきたいと思います。

【石巻四次元横丁の手引き】販売価格:500円
この小路はどこへ続くのだろうとわくわくした石巻まち中。
その魅力を石巻千石船の会の邊見さんはじめ,石巻の達人の方々の解説で石巻まち中の魅力が再発見できます。
さらに,震災後の写真と,浅井元義氏による震災前のスケッチを並べながら,通り・横丁・小路を一つ一つ丁寧に解説しています。

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