森田具海 写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」

2024年8月、九州・福岡を拠点とする出版社「弦書房」から、森田具海の初めてと なる写真集『ここで眺める水俣 あとから来る者たちの場所』が発売されました。本書 の刊行を記念し、「石巻 まちの本棚」と「book cafe 火星の庭」の2会場にて、森田具 海写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」を開催します。 1994年、京都生まれの森田は、大学在学中から水俣に通い、東京藝術大学大学 院先端芸術表現専攻修了後、水俣に拠点を移しました。移住者として地域と関わりな がら、6年にわたって水俣で撮影した50カ所以上の写真と、石牟礼道子らの文章、そ して森田自身のエッセイが『ここで眺める水俣 あとから来る者たちの場所』にはおさ められています。 2024年9月、森田は、写真や映像記録を行うチームの一員として、能登半島地震の 傷跡が残る能登を訪れました。能登豪雨の発生は、それから一週間後のことです。本 展では、森田が撮影した水俣の写真とともに、能登の写真も展示されます。 石巻、仙台、そして水俣、能登。移住者や来訪者という「あとから来る者たち」にも向 けられた森田の写真を通じて、いっけん遠いように思われる場所の記憶がつながり、 出会い直すための機会となることを期待し、本展を企画します。
(本展企画者:小田原のどか)
森田具海(もりた・ともみ)
1994年京都生まれ。写真家。2019年、水俣に拠点を移して暮らしながら、水俣湾の埋立地や入江、岬の風景などの記録をつづけている。主な展覧会に、KYOTOGRAPHIE 2018 「Sanrizuka ‒ Then and Now‒」(堀川御池ギャラリー、京都 2018)、「琵琶湖と水俣湾 祈 りの光景」(湖北観光情報センター 旧四居家住宅、滋賀 2024)、「ここで眺める、水俣」(つ なぎ美術館、熊本 2024「) ここで眺める、水俣 そして能登」(Studio 04、東京 2025) などがある。
森田具海 写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」
2025年5月3日(土)~5月25日(日)
石巻会場
石巻 まちの本棚(石巻市中央2-3-16)
11:00-18:00 火・水・木・金曜休 入場無料 石巻駅から徒歩10分
主催:book cafe 火星の庭、石巻 まちの本棚
企画協力:小田原のどか
<トークイベント開催>
「石巻から考える水俣のこと、能登のこと」
2025年5月3日(土)18:00-19:30 *30分前開場
登壇者 森田具海、小田原のどか(彫刻家・評論家)
場所:石巻 まちの本棚
定員20名 要予約
参加費1500円[飲み物・水俣産の和紅茶付き]
申し込み:申し込みフォーム
仙台会場
book cafe 火星の庭(仙台市青葉区本町1-14-30-1F)
11:00-18:00 火・水曜休 入場無料
仙台駅から徒歩15分、地下鉄「勾当台公園駅」から徒歩10分
トークイベント
「仙台から考える水俣のこと、能登のこと」
2025年5月4日(日)18:00-19:30 *30分前開場
登壇者 森田具海、山内明美(歴史社会学) 司会 小田原のどか
定員30名 要予約 参加費1500円[飲み物付き]
場所:book cafe 火星の庭
申し込み:申し込みフォーム
茶話会
5月5日(月・祝)17:00-18:30
定員10名 要予約
場所:book cafe 火星の庭
参加費1000円[水俣産の和紅茶付き] *水俣の和紅茶をいただきながら、
作家を囲む茶話会スタイルのイベントです
申し込み:申し込みフォーム
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