まちの本棚だより

カテゴリー:一箱古本市

2018.8.3 石巻一箱古本市2018 開催レポート text by 本棚くん

去る7月28日(土)に石巻一箱古本市2018が開催されました。
今年は32店舗が出店し、石巻まちなかに1日だけの本屋さんが出現しました。


今年の会場は中心市街地のアイトピア通りおよび橋通りに集中させ、店主さんとの密なコミュニケーションをお客さんが楽しめるようにしました。

毎年開催しているスタンプラリーでは、地元のあっぷるじゃんぷの子供たちの作品をスタンプに。
全てのスタンプを集めた方には景品として素敵なポストカードがもらえました。

新たに会場に加わったのは2箇所。
そのひとつ石巻市指定文化財旧観慶丸商店では8店舗の一箱出店に加えて、つれづれ団による「古本縁日」が開催されました!
やぐらが組まれた「本のやぐら」に加え、本の射的、本の釣りなど本を使った楽しい縁日の雰囲気が観慶丸に広がりました。

もうひとつの新会場、橋通りCOMMONがパワーアップした「COMMON-SHIP 橋通り」では8店舗が出店。
同会場では地元作家による美術展「分岐展」も開催されており、飲食店とともににぎわいをつくりだしていました。

石巻商工信用組合の軒先では8店舗が横に並んで出店。
こちらもたいへんな盛り上がりをみせていました。
途中スタンプラリーのスタンプを作ってくれた子供たちも登場し、スタンプを押してくれました!

IRORI石巻では6店舗が出店。家具工房である石巻工房が梱包材をつかったオリジナルのバックづくりワークショップをおこないました。

カンケイマルラボの軒先には2店舗と仙台から移動販売書店ペンギン文庫が駆けつけてくれました。

そして石巻まちの本棚では「早川ユミさんのちくちく展」を開催。

16時の終了後は旧観慶丸商店で表彰式。
毎年皆勤賞だったライターの石井ゆかりさんは今年は残念ながら欠席でしたが、今年も石井ゆかり賞は健在。
売り上げた本の冊数が一番多かった「ションボリーBooks」が受賞しました。
賞品の素敵なレターセットに大感激。そのほかの受賞者は以下。

・石井ゆかり賞
ションボリーBooks

・石巻工房賞
蛇田のほんやさん

・ISHINOMAKI2.0賞
マト文庫

・一箱本送り隊賞
葉っぱ屋

今年は助っ人も充実。事前の準備作業が多かったのですが、たくさんの方が関わってくれたことに新たな広がりを感じました。

最後は店主さんたち助っ人さんたちで記念写真をパシャリ。
ご参加いただいた皆様、まことにありがとうございます!
来年もここでお会いできることを楽しみにしています。

2018.7.26 【石巻一箱古本市2018】マップ完成 text by 本棚くん

いよいよ今週末は石巻一箱古本市2018。
当日を楽しむためのマップが完成しました。会場で配布しています。
スタンプラリーをすべて集めると素敵な景品と交換できます。
ぜひすべての店舗をまわってみてください。
同日はほかにも素敵なイベントがいっぱい。勝手ながらおすすめイベントも紹介しています。

チラシおもて面.pdf

チラシうら面.pdf

2018.7.10 【お知らせ】石巻一箱古本市2018 店主発表! text by 本棚くん

いよいよせまってきた7/28石巻一箱古本市2018 in STAND UP WEEK、
開催に先立ち一箱店主の発表です!
今年は全32店舗の一箱店主が揃いました。
地元石巻だけではなく全国各地からお気に入りの本とともに石巻に集まります。
石巻にゆかりが深い作家、大島幹雄さんの出店も!
開催場所とともにぜひチェックしてください。

①旧観慶丸商店(8箱)

☆波まちBOOKs 
小さくて軽い本多めです。波まち感覚で遊びにきてください。
宜しくお願い致します。

☆灯書房
秋田から出店します。小さなお子様から年配の方迄楽しめる本を持参します
琴線に触れる本があるかも。目印は灯書房の旗を掲げて皆様のお越しをお待ちしております。
Twitter @akarishobou

☆古本ニョス湖
盛岡から2度目の参加です。暮らしに関する本やファンタジーなど、おススメの本をお持ちします。
出店しつつ夏の石巻を楽しみたいと思います!
Twittre @nyosuko

☆一箱堂
今年のテーマは「食前食後に短編文庫!」ジャンルは色々、文庫本を中心に集めます。
長~いのもあり。立ち止まって手に取ってもらえたら幸せ!

☆高平文庫
3回目の出店になります。
時代小説と童話、絵本中心に・・・。
ポスター等・・・。

☆ブロッコリー
わたしの本屋は、ブロッコリーという名前です。
このブロッコリーという本屋は、わたしとママでお店を開きます。
石巻では、初めての参加です。
いっぱい本を買ってください。待ってまーす!

☆書局やさぐれ
今年も夏の石巻で、やさぐれながら出店します。
小説や中華もののノンフィクション、台湾のささやかなグッズなど揃えております。
Twittre @bs_yasagure

☆月と六ペンス
素敵な本をお届けします

②IRORI石巻(6箱)

☆かまねこ文庫
猫の事務所の四番書記が店番をしています。猫の本、本の本、みちのくの本など並べます。

☆午前堂
午前堂(ごぜんどう)と申します。友人2人で参加します。
午前しかやる気がないのか?それとも午前はやる気がないのか?よろしければお確かめにいらしてみてください。文庫本、雑誌、雑貨などを販売の予定です。

☆宮喜久

☆古本のりょくし堂
子どもの本と文庫を中心に宮城県関連の本とかいろいろ雑多に持っていきます。気軽にのぞいてみてください。

☆ひねもすのたり
店舗がまだない古本カフェです(物件探し中!)
先走って「勝手にぼっち一箱古本市」を友人のお店で開催!今月も予定してます♪自分が面白いと思った本を本棚には並べておりますが、参加できるなら当日はエッセイと対談集をセレクトする予定です♪
「へなちょこや」の屋号でブックカバーも作っているので、可能であれば販売したいです!
Instagram hinemosu._.notari

☆亡羊堂
非ベストセラーの文芸書から、推理・SF系の絶版文庫からムック、雑誌まで幅広く出品予定です。
マイナーな分野ですが、是非お寄りください。

③石巻商工信用組合軒下(8箱)

☆葉っぱ屋
5年ぶりの出店、葉っぱ屋(ハッパヤ)です。人文を中心に、様々なジャンルの本を取り揃えてお待ちしています。

☆ついすと書房
古めのミステリ(推理小説三大奇書含む)を中心に文学その他を並べます。石巻や宮城に関係した本も出品する予定です。

☆わかば図書館
岩手県花巻市から出店します「わかば図書館」です。
今年で参加が2回目になりました。前回反省を生かして出店に臨みます。
POPも用意する、かもしれません。
ジャンルはちょっとした科学系の本、文庫、エッセイ、そしてメンバー選りすぐりのマンガです。
「本を開けばワクワクが芽吹く」そんな本をご用意いたします。
どうぞよろしくお願いします。

☆ヨーダ古書堂
いつもまちの本棚にお世話になっているヨーダのお店では、日頃の感謝を込めて、石巻の街が元気になる本をセレクトしました。大人から子どもまで、楽しめるお店です。ぜひ、お立ち寄り下さい!

☆蛇田の本屋さん
家族全員が本を読むのが好きです。

☆よたか堂
店名は宮沢賢冶の「よだかの星」から借りているので、宮沢賢治の作品を中心に、それと関係のありそうな本を並べます。自作の絵の表紙やポストカードもあります。
Twittre @tuchihannmyoo

☆yumenohana堂
一箱古本市への出店は3回目ですが、石巻での出店は初めてです。カフェと猫と旅が好きな店主2人のオススメ本を持っていきます。お気軽にお立ち寄りください。

☆цирк(ツィルク)
今年はAI関連の本を中心に取り揃えております。


④COMMON-SHIP橋通り(8箱)

☆鉄塔文庫
初回から皆勤賞の仙台鉄塔文庫、今年も初夏の石巻に出張します!今年は仙台の実店舗で募った古本を抱えて参加、キーワードはダイバーシティ(=内容バラバラ)。立町商店街「やまだ肉屋」さんの激ウマカレーコロッケを燃料に、今年も頑張ります。
Facebook https://www.facebook.com/tettobunko/

☆ちんじゅうや
かれこれ、5回目の参加となります。ふと気付くと、まちも毎日の生活も大きく変化していて・・・もとには戻れない・・。今回は、詩集を多めに箱に入れてみました。すてきな詩集をご存知な方がいらしたら、ぜひ、お話ししに来てください。

☆オニオンピーナッツ
読み終わったあと、その余韻にひたれる本が好きです。
「ヒトハコ」ルーキーなので、ジャンルは様々、絵本や文庫、料理本、自分の好きな本を「ヒトハコ」につめてみたいと思います。

☆藤棚
エッセイ・人文書中心です。自作のリトルプレス「イモヅル」も販売します。サツマイモ好きの方お待ちしてます。

☆マト文庫
マトリョーシカが目印のマト文庫です。ノンフィクションを中心に、読んでも前向きな気持ちにはならないけれど、心に残るような本を揃えております。

☆つき屋
地方、地域の歴史や民俗に関する本がメインです。音楽関係の本、絵本も若干置く予定です。

☆ションボリ―BOOKs
おもしろそうなほんや

☆中央2丁目ブックセンター
読書は好きだが苦手だ。読むのが遅く、遅いから忘れ、忘れるからまた戻るの繰り返しなのだ。そして途中で読むことすらも忘れ、安らかな平穏の日々を過ごし、そして思い出したように最初から読むのである。なんてアホなのだろう・・・と思うが実際そうなのだ。そんな店主が「読み切った本」を並べた本棚は、みれば納得の品揃え。ハードカバーはないけど、掘り出し物はあるかもね!遊びにおいでよ中央2丁目ブックセンター!!


⑤カンケイマルラボ(2箱)

☆石巻学プロジェクト 大島幹雄さん
雑誌「石巻学」をつくることを活動の柱に据え、石巻地域の魅力をより広く、より多くの皆さんに伝えると共に、石巻の歴史や文化を掘り起こし、この雑誌を拠点にして、未来へつながる事業を展開することをめざしています。

☆くものす洞
祝7周年!祝7回連続出店!いつものようにオススメの読了本や郷土の本をお持ちします。今年は(生き物のでてくる)絵本多めです。


⑥石巻まちの本棚

☆「筋トレ」@石巻 (石井ゆかりさんの一箱)
「毎年お邪魔してきました石巻一箱古本市ですが、
今年はスケジュールが合わず、出られなくなってしまいました、本当に残念です。
せめて本だけでも、とご提案しましたら、石巻まちの本棚様にご快諾頂き、
格安サイン本(勿論新品です)の販売をお願いできることになりました。
拙著を数種類、すべて著者サイン+一言おみくじ(思いつきの単語などが入ってます)入
りで、全品500円で販売して頂きます。売上げはすべて石巻まちの本棚様への寄付とさせて頂きます。
皆様どうぞよろしくおねがいいたします!」 石井ゆかり

2017.7.25 【レポート】第6回石巻一箱古本市2017 text by 本棚くん

7月22日(土)石巻の中央商店街各所を会場にして「石巻一箱古本市2017」in STAND UP WEEKが開催されました。
2012年からはじまる石巻一箱古本市も今年で5年、なんと6回目の開催を迎えました。はやいものです。
今年は石巻はもとより全国から34店舗の一箱店主さんが集まりました。
遠くは京都や名古屋から。石巻からの出店者さんも着実に増えて、毎年楽しみにして来てくれる方も増えました。
着実に浸透してきているんだと思います。

今年の会場は12か所、一箱店主さんに加えて移動式書店の「ペンギン文庫」さんも仙台から駆けつけ、石巻まちの本棚では「玉葱展」と石巻出身の作家大島幹雄さんによる「デラシネ通信」書店が出展しました。


今年は「リボーンアート・フェスティバル」という石巻を中心に51日間にわたち開催される食と芸術と音楽の祭典の開幕日でもありました。
石巻のまちなかには古本市を目指してきてくれたお客さん。アート・フェスティバルを目的に訪れたまたま古本市に出会った人たちなど、様々な人たちで賑わいました。

仮設商店街の会場がなくなり、新たなに加わった会場も。


秋田屋さんは石巻が誇る100年ちかい古民家。リボーンアート・フェスティバルの会場にもなっていました。


ことぶき町商店街のでんき屋さん「パナックけいてい」もリボーンアート・フェスティバルの会場のひとつ。


まちの本棚のおとなり「カンケイマルラボ」さんでの開催は意外にも今回がはじめて。


石巻ASATTEは昨年11月に完成したばかりの複合施設。


昨年にひきつづき石巻に駆けつけてくれたペンギン文庫さん。松川横丁に本屋さんが出現しました。。


今年のスタンプは版画家のあるがあくさんによるもの


スタンプラリーの景品は素敵な「かきにゃ〜」缶バッチ。美術家のはまちひろさんによるものでした。

石巻のひとつの夏の風物詩になりつつある一箱古本市。
今年は天気の心配もありましたが、奇跡的に開催時間中は天気も持ってくれて無事に終えることができました。


古本市後、会場をiRORI石巻に移して開催された表彰式もおおいに盛り上がりました。

南陀楼綾繁さんのふりかえりのあとは各賞の発表です。


石井ゆかりさん賞は毎年一番の本を手渡した出店者に送られます。
今年は地元石巻から3名の女性で出店していた「一箱堂」さんに。46冊をお客さんに売りました。


一箱本送り隊賞は「波まち BOOKs」 南陀楼さんを唸らせるセレクトでした。

石巻まちの本棚賞は「ヨーダ古書堂」
特製の猫の人形をお買い上げの方にはまさかのわらべ歌のプレゼント。残念ながら表彰式はご欠席。。

そして恒例の集合写真。毎年一層の盛り上がりを見せる石巻一箱古本市では、集合写真を撮るのもひと仕事。

今年も皆様ありがとうございました!

2016.7.30 【レポート】第5回石巻一箱古本市2016 text by 本棚くん

7月23日、まさに「一箱日和」といいたいような青空の下で「石巻一箱古本市」が開催されました。
今年は8個所の一箱スポットに32箱の出店。地元からの出店者も増えてきました。県外からの出店者も石巻での出店は何度目かという人がほとんど、「また来たよ!」「おひさしぶり〜」という空気に、自然に空気が和みます。
早いもので、石巻で開催されるのも5回目となりました。

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1回目の開催は2012年。石巻駅前から立町商店街をぬけてアイトピア通りまで、町なかに6カ所の一箱スポットを点在させました。町をひとつの本屋さんに見立てて、棚を見て歩くように本を探しながら、箱をのぞきながら石巻を歩く、という回遊型。これは元祖「一箱古本市」である東京谷根千地区で開催される不忍(しのばず)ブックストリートのシステムをそのまま移植したものでした。発案者の南陀楼綾繁さんがここ石巻でも中心になりプログラムを調整、不忍だけではなく、各地の助っ人経験者も石巻に入って当日の運営を担当しました。それ以来ここ石巻でも「本と町あるき」という回遊型のスタイルは続いています。

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初回はほかに、全国の一箱古本市関係者から寄せられた5000冊の本を運びこんでの「古本バザー」、焼きものの町・栃木県益子町の作家さんが格安で提供下さる器でコーヒーをいただく「益子珈琲隊」、「被災地としての益子を語る」というトーク企画も開催。「本のコミュニティスペースをつくる」というシンポジウムもあり、復興色が強いプログラムでした。
いま改めて出店者リストを見てみると、今回も出店されているお名前がたくさんありました。まさに5年目につながる動きがここから始まっていたことを感じて、ちょっと胸が熱くなりました。

当日はお天気にも恵まれてお客さまの出だしは好調、11時の開店前からマップを手に会場を目指して足早に歩く人の姿もありました。去年もおととしも見かけたおじいちゃんとお孫さんのコンビ、店主に顔見知りを見つけて話し込む人、並んだ本のラインナップを見て「あ! 去年も出てましたよね?」と再会を喜ぶ人。そんなシーンがいたるところで繰り広げられていました。
今回、箱を巡っていて、ひと箱ひと箱の個性が際立って、一箱古本市としての奥行きがましてきていると感じました。全国の一箱古本市を渡り歩く猛者も何人も出店しており、さすがのラインナップには自然に手がのびます。様子が分からないままはじめて出店した店主さんも、その場でベテランのやり方を吸収して「次はこうしよう」と新しいビジョンを語りはじめる方もいました。こういうところもオープンな一箱古本市の魅力だと思います。おみくじを作ったり、自分で絵を描いたオリジナルカバーをつけて販売したり、手作り雑貨を並べたり、「一箱」という制約をどこまで広げて本を並べられるかに知恵を絞ったり、それぞれに工夫して楽しみ方を見つた店主さんがぐっと増えた印象もありました。結果、一箱ごとの滞在時間がおのずと長くなって、店主さんとのおしゃべりも楽しい。そして気がつくと、1冊また1冊と本を手に取っていました。今回は買いすぎを牽制してあえて手ぶらで歩き始めたのですが(手に持てる以上の本は買わない作戦)あっという間にその作戦は崩壊、ある店主さんから本と一緒にトートバッグを購入して、気がつけばそれもパンパンになるほど本。レポートするために回りはじめたのに、すっかりお客の一人として一箱古本市を堪能していました。

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去年からの大きな違いと感じたことは、石巻からの出店者さんたちの箱がぐっと面白くなっていたという点です。理由として、6月に「石巻まちの本棚」で開催した「いしのまき本の教室」の影響が大きかったのではないでしょうか。講師の「古書水の森」(仙台)上野好之さんのお話をヒントに、自分の「一箱」を「店舗」と捉える感覚で一箱を用意した人が確実に増えたようです。「手元にある本を出す」だけでなく「何を選んで、どう見せるのか」を考えて、さらに「値付けにもメリハリをつけ」、「『ちゃんとわかってくれる人に買ってほしい』という勝負本をつくる」などなどを実践。戦略的に本を出すことで売れ行きが変わることを体験した人が何人もいたようです。古本の場合、値付けもひとつのメッセージになるのですよね。そう考えれば、1冊の本を手渡すことは確かにコミュニケーションです。売り上げの冊数や金額だけでない「思いが伝わる」実感、対話がより濃密になる楽しさ。そこに気がつくと、一箱古本市の面白さは倍増します。そういう動きが地元の出店者さんたちの中から起こってきたことが、今回の何よりの収穫。ワクワクしました。

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5回目を数え、一箱古本市が純粋に本を楽しむイベントとして石巻の町に定着してきたことを実感しています。私たちが「まちの本棚」を運営しているのも、一箱古本市を企画しているのも、「本はやっぱり楽しい」という思いをたくさんの人たちと共有したいからです。そして「本の楽しみ方」にルールはないと教えてもらえるのも、一箱古本市の楽しみです。
来年も一箱古本市で会いましょう!
(一箱本送り隊 隊長 丹治史彦)

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2016.7.11 【お知らせ】石巻一箱古本市2016店主発表!! text by 本棚くん

石巻一箱古本市2016 in STAND UP WEEKの一箱店主と出店場所が発表されました。
各店主の紹介と、出店場所は以下のとおりです。

【リーガルシューズ 会場】
☆ションボリ~books(ションボリーブックス)
3度目の参加です。今年はどうする??どうなる??

☆かまねこ文庫
(カマネコブンコ)
今回4度目の出店です。毎年変わっていく石巻、今年はどういう風にパワーアップしたかしら。
第二の故郷のように思っています。石巻のみなさんにお会いするのがとても楽しみです。
ツイッター→@kamanekobunko

【立町復興ふれあい商店街 会場】
☆古書 但文庫(コショ タダシブンコ)
初めての参加です。日本文学を中心とした、古書やポスターをお持ちします。

☆茶瑠古堂(チャルコドウ)
今年から一箱古本市出店にはまって、今回4回目となります。その時々のテーマを設定していましたが、今回は個人的に大好きな映画と古典芸能本をどどーんと出せれば良いなぁと思いつつ準備します!Twitter: https://twitter.com/bura_charu_co

☆くものす洞(クモノスドウ)
5年連続で参加させていただきます!
今年は、読み終えたオススメ本に加え、実家で古本化してしまった80年代の「宝島」や当時のマンガ専門誌なども持って行きます。

☆散歩堂 (サンポドウ)
震災の翌年から毎年川開きに来ておりました。今年は1日が平日で断念、それでようやく一箱古本市に参加出来ます!
角を曲がれば散歩の始まり、箱をのぞけば、そこからも散歩の始まりです。東京や大阪の散歩本や映画関連本、画集を持っていきますよ。Twitter → @sampodow

☆鈴路堂(スズロドウ)
本と本に関連する雑貨など。万屋です!

☆よたか堂(ヨタカドウ) 
本に自分で絵を描いた表紙をつけて並べます。

☆パナけいブックす。(パナケイブックス。) 
今年は、お料理と食べ歩き、紀行文ものの特集です。

☆ブック・アンド・カゴ屋
母と出店します。わたしの古本と母の手作り雑貨を販売します。

【富貴丁公園 会場】
☆お山のおこげ書房(オヤマノオコゲショボウ)
犬のおこげさん、飼い主の天野さんが隠し持っている猫の本を、こっそり売りに出します。
『お山のおこげ書房』では、U.C.Pお山さんが創るアップサイクル・プロダクツ、おこげさんのオリジナルブックやグッズ、天野さんの猫の本・文庫本・デザイン雑誌などなどを販売予定です。
お山さん+おこげさんコンビでお店番をしますので、覗きに来てくださいね♪HP:https://ucp.thebase.in/

☆RAINBOWBOOKS(レインボーブックス)
絵本や見て楽しい本を連れて行きます。何年かの間に少しずつ変わっていく石巻の町並みと、常連のお客様や新しい客さまに会えることを楽しみにしています。

☆あんちょび堂(アンチョビドウ)
東京から参加する、女ふたりの店です。今年5月、東京・不忍通りでの一箱古本市をきっかけに初めて石巻を訪ね、「まちの本棚」に行き着き、まちにもすごく心ひかれました。それでご縁を感じて今回、一箱古本市に参加します。一日お店を広げたら、どんな出会いがあるでしょうか。名刺代わりの本は、小説、エッセイ、旅もの、歴史、犬・猫など…の予定です(プラス、小物を少し)。どしどし声をかけてください。

【高橋園茶舗 会場】
☆ちのり文庫(チノリブンコ) 
鎌倉と京都に住む2人によるこわいもの好きユニットです。
昨年に引きつづき、今年も参ります。怪談などのこわい本、
こわいマンガ、こわいオリジナルグッズなどこわいものだけ
ご用意してお待ちしています。
お買い上げの方に特製怪談パズル差し上げます(^ ^)^ ^)背後霊
HP:www.chinoribunko.com

☆古本よあけ(フルホンヨアケ)
早いもので5年目ですね。個人的な絵本ブームがまだまだ続いていますので、持っていく本は、主に絵本や児童書になりそうです。それ以外の意外な本も少し混ぜてみたいと思いますので、皆さんぜひ覗いてみてください。今回の遠征では、仙台は荒井駅に隣接する3.11メモリアル交流館も訪れたいな。
HP:https://twitter.com/oldbooks_yoake

【商工会議所横 会場】
☆一箱堂(ヒトハコドウ)
今年は文庫サイズでばっちり。
古くて新しい そして感動の児童文学から新刊本まで100円~のおたのしみ。

☆一箱堂2号店(ヒトハコドウ2ゴウテン)
昨年は表彰して頂き、とても光栄な店主になれました。
今年は品揃え等、自信はありませんが“古本と古い女店主の組み合わせバッチシ”を売りの出店ですので、確認の意味でも?チョコット寄って見てけらいん!

☆出張ゴールデンナイター(シュッチョウゴールデンナイター)  
PR 音楽と野球が好きな人の本棚です。
HP: http://almosteveryday.hatenablog.com

☆цирк(ツィルク)
 
科学から小説まで幅広い分野を網羅した品揃え。絵地図・小物も販売します。

☆ちんじゅう(チンジュウ)
今年で4回目の登場です。今回は,いつもの2人にもう1人,さらに強者のTAKEさんのコレクションも加わり,人生を楽しむための本やら,何やら‥‥を見にいらしてください。

☆鉄塔文庫(テットウブンコ) 
仙台市青葉区一番町、古本のある小さな酒場、鉄塔文庫です。第1回から5度目の石巻出店。この5年間のうちにちょっとずつ石巻在住の友人も増え、石巻のまちと古本市がもたらしてくれた縁に感謝しています。今年ものんびりお待ちしてます。
Facebook:鉄塔文庫と検索

☆海底書庫(カイテイショコ) 
ファンタジー、ミステリーなどの小説一般、コミックのほか、粘土細工のミニオブジェを展示します。

【IRORI石巻 会場】
☆たゆ文庫(タユブンコ) 
初めて参加させていただきます。「昭和が好き!」にこだわります。かつて、港町石巻に多くあった映画館では、多くのスターが輝いていました。映画・芸能関係書籍・パンフレット・映画ポスター・漫画等懐かし好きにはたまらない店にしたいです。もちろん幅広いジャンルの本も。ワンコイン文庫を出品予定です。

☆積ん読屋(ツンドクヤ)  
ジャンルにとらわれない面白そうな本を並べます。お客さんに素通りさせません。頑張ります

【かめ七呉服店 会場】
☆出張筋トレ@石巻(シュッチョウキントレ@イシノマキ) 
今年発売になりました拙著16種類を格安で販売いたします!ご希望があれば、本にサインもいたします。
HP:http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

☆マッシュとメガネ(マッシュトメガネ) 
こんにちは!マッシュとメガネです!!イラスト担当のマッシュと手作り雑貨担当のメガネの2人組です。私たちは今回“本と家”というテーマで出店します!!きちんとしたイベントに参加するのは初めてですが、どうか温かい目で見守りつつ、ブースに足をはこんでいただけると幸いです。

☆書肆落花生(ショシ ラッカセイ) 
貝殻と古本並ぶ海の家 − こんにちは、書肆落花生です。今年のテーマは「俳句」です。今回の古本市に合わせてネット上で句会を開催いたします。詳しくはブログをご覧下さい。昨年同様、本好きの方から戴いたおすすめの本の出品や、仙台柳生和紙の葉書・封筒などを扱うほか、俳句や東北に関連した新聞記事のスクラップブックを展示させていただきます。今年も本の目利き、地元石巻の皆さん、及び一箱店主の方々とお会いするのを楽しみにしています。
ブログ:http://otsueno.blogspot.jp/

☆橋子堂(バシコドウ)
初出店になります、橋子堂と申します。当店では、「本の本」を中心に取り揃えております。アクセサリー等の雑貨も少しだけ。
お買い上げいただいた方にはノベルティも用意する予定ですので、よろしければ覘いていってください。宜しくお願いいたします!

【橋通りCOMMON 会場】
☆書局やさぐれ(ショキョクヤサグレ)
初回から参加しておりますが、今年は石巻が唯一の一箱参加となります。小説や随筆などの読み物中心の品揃えに加え、今年も台湾旅行で見つけた何かをいくつか販売致します。

☆みちのく書房(ミチノクショボウ)
東北の関連本を多く提供。リオデジャネイロ五輪に合わせブラジル・南米の本も取りそろえています。

☆熊猫屋(パンダヤ)
お料理の本とファミコンのカセットを出す予定です。よろしくお願いします!

☆ばったりたおれ屋(バッタリタオレヤ)
写真集、アートブック、暮らし・雑貨関連、絵本など 手作りぬいぐるみもあるよ
Twitter:https//twitter.com/battaritaoreya

2015.7.28 【レポート】石巻一箱古本市2015 in STAND UP WEEK text by 本棚くん

一箱古本市の前々日くらいから雨模様だった石巻でしたが(しかもザーザー降り)、当日朝でも雨が止まず・・・。どうなることかと気を揉みましたが、会場の準備がはじまるころには何とか止んでくれました。
午前10時、店主さんが続々と訪れはじめ、まずは顔合わせを兼ねたミーティングから。毎年出店してくださる方、初出店の方、特別出店の方と多彩な顔ぶれになりました。自己紹介と、注意事項など確認したあとはそれぞれの箱の準備にはいります。めいめいの屋号を掲げた箱が並んで、どんな中身になっているのかワクワクでした。
11時に一箱古本市スタート。11時前から様子をみに来てくださった方もあったり、すでにマップを手に箱を回られている方もいて、一箱古本市を目当てに足を運んでくださったのかなぁと嬉しくなりました。
店主さんの中には過去3回出店してくださっている方も多く、店主さん、お客さん共に再会を楽しんでいる様子もうかがえて、回数を重ねるのもいいものだな、と実感できました。
午後4時、結局、雨は降らなかったものの、蒸し暑い一日になりましたが、おかげさまで事故もなく無事終了。
店主さん、一箱助っ人さんで会場の片づけをしたのち、5時からは「IRORI石巻」にて恒例の表彰式が開催されました。
今年は、「石井ゆかり賞」「一箱本送り隊賞」「百俵館賞」「ISHINOMAKI2.0賞」「石巻まちの本棚賞」の5つ。それぞれ、楽しみつつ、石巻の一箱古本市に関わる中での思いをのせて選んでくださいました。
受賞者は以下の方々です。おめでとうございました!
「石井ゆかり賞」・・・ションボリーブックスさん
「一箱本送り隊賞」・・・一箱堂2号店さん
「川の上 百俵館賞」・・・ちのり文庫さん
「ISHINOMAKI2.0賞」・・・書局やさぐれさん
「石巻まちの本棚賞」・・・パナけいBOOKSさん

今回の店主さんは、市外の方が約7割(遠くは京都、富山など!)、石巻の方が約3割という感じでしたが、石巻の店主さんのうち半分は初出店の方でした。「来年も参加します」と言ってくださる方も多く、第5回を開催できるようがんばろうと思った一日でした。

【特別出店】
《立町復興ふれあい商店街》_____________________________
往来堂書店 
東京・千駄木の「町の書店」がよりすぐった他では買えない新刊、リトルプレスやオリジナルグッズを販売。オリジナルグッズのバッグやTシャツは、直前まで製作に励んでいたそうです・・・!

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つれづれ団 
仙台を面白くする集団がことしも石巻にやってきてくれました。
買った本を入れられるバッグのワークショップ「ペーパーバッグをつくろう!」、足湯ならぬ「足水」などなどたくさんの企画を開催。

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《石巻商工会議所横》_____________________________
羽鳥書店
東京・千駄木の出版社。美術・人文・法律の本を出版しています。『女川一中生の句』をはじめ、新刊が並びました。

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川の上 百俵館 
石巻、川の上地区にある図書館とカフェを併設した住民交流施設「川の上・百俵館」(かわのかみ・ひゃっぴょうかん)のスタッフが持ち寄る厳選された本を販売&展示。

《かめ七呉服店》_____________________________
てくり 
盛岡の「ふだん」を綴る雑誌『てくり』バックナンバーの他、10周年を記念してつくったトートバッグを販売。
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秋田のTシャツ工房。「てくり」さんとコラボ出店の予定でしたが急遽単独出店に。
目玉は「石巻まちの本棚」のオリジナルグッズを作ってくださったこと。
アイテムとインクの色を選んで注文でき、その場でプリントして販売!
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《日和アトリエ》_____________________________
はと&ますこえり二人展「紙の駄菓子屋 はとます屋」(7月24日~26日)
7月24日(金)18時~21時
25日(土)10時~18時
26日(日)10時~16時

「石巻にふたりの絵描きさんのお店が開店。
原画展示、オリジナル雑貨の販売ほか、
即興うちわ描き(ますこ)や「はとます輪投げコーナー」など楽しい催し物も!」

ワークショップ①
缶バッチ    1個300円
はとますぬりえ 1枚50円~

ワークショップ②(26日(日)10~12時)
誰でも作れるミニ絵本教室(講師 はと)
参加費500円

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【スタンプラリー開催】
全7か所のスタンプをあつめて、プレゼントと交換!(交換場所:石巻まちの本棚)
今回は、スタッフ手作りの「ブローチ」
本のかたちや、「本棚くん」など多様なブローチを先着100名にプレゼントしました。

2015.7.23 詩の朗読ライブ開催! 石巻一箱古本市2015 in STAND UP WEEEK text by 本棚くん

7月25日(土)に開催される石巻一箱古本市2015 in STAND UP WEEEKにて詩の朗読ライブを開催します。
出演はBOOK BOOK Sendaiの代表でもある詩人の武田こうじさん、音楽は佐藤知里さん。
14時から開催します。一箱古本市の会場でもある寿町通りパナックけいていにお集りください。

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☆詩の朗読ライブ
詩人 武田こうじ(朗読) 佐藤知里(音楽)
日時:25日(土) 14:00~
場所:パナックけいてい
入場:無料

2014.8.5 石巻一箱古本市2014各賞の発表 text by 本棚くん

石巻での一箱古本市から1週間以上経ちました。石巻最大のお祭り川開き祭りも終わり、すっかり石巻は夏の終わりのような落ち着いた雰囲気に。

次回のまちの本棚の開館は8/9(土)です。館内では一箱古本市の出店者に協力いただき、一部一箱店の展示をしています。素晴らしい本に出会える機会です。一箱古本市に当日来られなかった方も是非お越しください。もちろん本も販売していますよ。

また表彰式に出られなかった方々のためにも下記に当日表彰された各賞の発表をします。

石巻まちの本棚賞  Que bola書店(立町復興ふれあい商店街)

石井ゆかり賞  ションボリBOOKS&CO(yuugen)

一箱本送り隊賞  葉っぱ屋(立町復興ふれあい商店街)

hope&home賞  書局やさぐれ(リーガルシューズ)

Archiship Library&Cafe賞  鉄塔文庫(IRORI石巻)

ISHINOMAKI2.0賞  くものす洞(高橋茶舗)

そして、仙台から駆けつけてくれたつれづれ団からは一般の参加者が選ぶ一箱を表彰致しました。

_MG_9872 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 葉っぱ屋

 

2014.7.28 石巻一箱古本市2014が開催されました text by 本棚くん

一箱古本市2014が7月26日に開催されました。

天候にも恵まれ、地図を持って歩く人達がまちなかにあふれ、多くの人が本を通じた静かな交流を楽しんでいました。

今年は28箱の一箱店主が集まりました、古本バザーや出張出版社(羽鳥書店、ミシマ社)も出店。本を通じたワークショップもつれづれ団により企画されました。

ブックカフェ(Archiship Library&Cafe)や地元石巻のはまぐり堂からパンの出張販売もあったりして大変賑やかなものになったと思います。

初回の年から出店している店主もいれば、今回はじめて参加した店主もいました。年に1度の同窓会のような集まりとして楽しみにしている店主さんも、一箱古本市を毎年楽しみにしているお客さんもいます。個人的には背伸びしてムリににぎやかにせず、静かながらも活気があるところが一箱古本市の心地よいところだと思っています。ご協力いただきました方々 、どうもありがとうございました。

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