まちの本棚だより

2021.6.10 【レポート】早川ユミさんのちくちくワークショップ text by 猫ぱち


6 月 5 日(土)、布作家 早川ユミさんのちくちくワークショップが開催されました。石巻では 2 年ぶり、4 回目にな ります。
今回は定員を少人数に抑えるために、1 日 2 回のワークショップをお願いしました。夜にはカンケイマルラボさんでトークイベントがあり、タイトなスケジュールになってしまい躊躇したのですが、快く引き受けてくださいました。

10 時からと 14 時からの回、どちらも開始 5 分前には参加者全員が席についていて、時間ぴったりにスタート。 作るものは、器を入れる「花びらぶくろ」。旅に出るときは、いつもこの袋に使い慣れた器を入れて持って行くそうです。 表になる麻の生地に、刺繍糸で自由にステッチをちくちくして、裏地と縫い合わせてひっくり返したら四つ角を折り、紐を通すところを縫って仕上げます。紐の飾りにはユミさんが作った焼き物のボタン!材料を見るだけでもワクワクしてしまいました。

最初の 1 時間はユミさんの本の紹介の時間。今まで書かれた本の話や今作っている本の話を、日ごろ感じていることなどを交えてしてくださいました。 お話の中で、「家庭は本来生産の場で、それを見て育つ子供に受け継がれていく」ということが印象に残りました。家庭が生産よりも消費の場になっていることに危機を感じる今、ユミさんの本が大事なんだとより感じました。

後半 1 時間は、はじめての「ものみせ会」。参加者のみなさんで、作ったものを見せ合う場です。 ユミさんのお宅にお邪魔した時に、工房で体験して、石巻でもやってみたいと提案したところ、「ぜひやりましょ う!」と時間を作ってくださいました。 最初はなかなか出てこなかったので、自己紹介をしながら見せてもらうことに。いざ始まってみると、それぞれ 2 つ 3 つと作品が出てきてみなさん生き生きとされてました! 縫い物、編み物、水彩画、木彫り、料理と様々な作品とそれぞれのお話が聞けてとてもよかったです。 「ものみせ会」をどうしてやりたかったかというと、生活の中で、自分をリセットする、自分を取り戻す方法を 何か持っているのか興味があったからです。そのため、持ってくるものは縫い物ではなくても何でもよいですと伝えていました。 ユミさんが「ものづくりは、自分の手を肯定することになる」とおっしゃっていましたが、まさにものづくりが人の軸を支えるものになっているんだと実感しました。

また石巻に来ます、またぜひ会いましょうと言ってくださるユミさん。「また次にね」と言えるのが嬉しいです。 ご縁をくださり、こういう機会をくださったみなさま、ありがとうございます。 次は、もっと安心して集まれることを願って、楽しみにしています。
(猫ぱち)

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